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クローブ精油 -心も体も元気にしてくれる、甘くスパイシーな香り-

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本日ご紹介するのは、クローブ精油。

スパイスとしてお料理に使われていたり、お香や香水などでもよく使われているので、ご存知の方も多いかもしれませんね。

独特のスパイシーな香りの中に少し甘さも感じられ、一度嗅ぐと印象に残る香り。

そんなクローブ精油の魅力をご紹介していきます!

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2.クローブってどんな精油?

学名Syzygium aromaticum、Eugenia caryophyllata
植物名(和名)クローブ、クローブバッド(チョウジ、百里香)
科名フトモモ科
種類

高木

主な産地マダガスカル、インドネシアなど
抽出部位花蕾
抽出方法水蒸気蒸留法
特徴的な化学成分オイゲノール
香りの特徴少し甘さのある、スパイシーな香り
有用性抗菌、殺菌、抗ウイルス

クローブは別名で「百里香」(ヒャクリコウ)とも呼ばれています。

百里離れたところからでも、香りが分かる・・・ということから付けられた名前だそう。

名前の由来からも分かるように、クローブ精油の香りはとっても強いです。

1滴でもしっかり香るので、最初使う際には使う量に注意してくださいね。

世界中で昔から使われていて、中国人はクローブを噛んで歯の痛みを和らげるのに使っていましたし、ペストのような感染症の予防にも役立ってきました。

その昔、オランダ人がモルッカ諸島のクローブの樹を切り倒してしまい、その後多くの疫病が流行ったことから、クローブが持つ殺菌・抗菌の力がはっきり分かった・・・とも言われています。

3.クローブ精油の特徴

古くから人々の生活に役立ってきたクローブですが、もっとたくさんの特徴を持っています。

詳しく見ていきましょう!

体へのアプローチ

クローブ精油は加温作用も持っているため、冷えが原因で下痢を起こしやすい方にもおすすめです。

呼吸器系にも良い働きをしてくれるので、呼吸器系が弱い方もおすすめの香りです。

また、殺菌効果が高く、感染症が流行る時期には芳香浴で使ったり、クローブ精油を使ってルームスプレーを作り、お部屋をこまめにスプレーしておけば、周りの空気もキレイになって良いですよ。

虫除けにもおすすめな精油なので、冬は感染症対策に、夏は虫除けに・・・と1年を通して使いやすいですね!

心へのアプローチ

クローブ精油は高揚作用があるため、落ち込んでふさぎこんでしまっているような時に、嗅ぐといいでしょう。

また、体だけではなく気持ちに対しても、刺激したり活性化させてくれるので、集中したい時におすすめ。

勉強や仕事に身が入らない・・・なんて時には、是非クローブ精油の香りを嗅いでみてください。

集中力がみなぎって、やるべきことがどんどん捗っているかもしれませんよ・・・!

4.おすすめな使い方4選

それでは、クローブ精油のおすすめな使い方をご紹介します!是非参考にして生活の中に取り入れてみてくださいね。

殺菌効果を活かして、お部屋の空気をキレイに

強い殺菌効果を持っているクローブ精油。

風邪やインフルエンザなどの感染症が流行る時期に、お部屋の芳香浴として活用すれば、菌に対する対策に期待できます!

ディフューザーでお部屋全体に香らせておくのも良いですし、ルームスプレーを作ってこまめにシュッとするのも手軽で使いやすいですよ。

クローブ精油は独特なスパイシーさがある香りなため、単体で使うより他の精油とブレンドする方がおすすめです。

お手持ちの精油と組み合わせてみるのも良いですし、「4-2」で紹介している、ラベンダー精油やユーカリ精油とのブレンドも是非参考にしてみてくださいね~!

元気が出ない、気持ちが弱まっている時に

高揚作用を持っているクローブ精油は、気持ちが落ち込んだり、ふさぎこんでしまっている状態の時に、明るさや陽気さを取り戻すお手伝いをしてくれます。

クローブ精油は体に対して加温作用がありますが、気持ちに対しても同じ「温めてくれる」ことが期待できます。

それもそのはず、クローブの樹は、太陽の光をしっかり浴びることのできる、ひらけた森の中で大きく成長する植物。

明るい太陽のエネルギーをたくさん浴びて成長するので、冷えてしまった心を温め、明るさや元気、勇気を与えてくれる・・・そんな精油です。

どうせ頑張っても無理だし・・・など、目標や夢があるけど諦めてしまっているような方にもおすすめ。

集中したい時のおともに

クローブ精油には刺激作用があるため、勉強や仕事に集中したい時にとってもおすすめな精油。

試験前の勉強中や、大事な仕事の時にそばに香らせておくと良さそうですね。

クローブ精油単体でも良いですが、「4-3」でご紹介している、レモン精油とローズマリー精油とのブレンドもおすすめですので、是非参考にしてみてください。

5.クローブ精油のおすすめブレンド4選

クローブ精油は単体使いだと香りが強く主張するので、他の精油とブレンドする方が使いやすくなるのでおすすめです!

おすすめなブレンドをご紹介しますので、是非参考にしてみてください!

オレンジ精油×クローブ精油<気持ちを明るくしてくれるブレンド>

白い背景にフレッシュなオレンジ白い背景にクローブ

どちらの精油にもある特徴に高揚という作用があるため、落ち込んでいる時、元気が出ない時におすすめなブレンドです。

オレンジ精油が気分を和らげ明るくしてくれ、クローブ精油がやる気や元気を取り戻すサポートをしてくれます。

また、オレンジ精油は柑橘から採れる精油、クローブはスパイスから採れる精油で、どちらも共通して「食べ物」の香り。

クローブのスパイシーな香りをオレンジが甘くまろやかに包んでくれ、温かみのある香りに、体も心もきっと元気をもらえますよ。

クローブの方がかなり香りが強いので、「オレンジ精油:クローブ精油=4~5:1」くらいの割合で、クローブを少しだけ加えるくらい、を意識した方が香りのバランスが良くなります。

ユーカリ精油×ラベンダー精油×クローブ精油<お部屋の空気をキレイにしたい時に!>

白い背景にユーカリの枝白い背景にラベンダー白い背景にクローブ

こちらは特に冬場、感染症が流行る時期に、お部屋の香りとしておすすめなブレンドです。

3種類すべての精油に殺菌効果がありますし、ユーカリ精油は鼻や喉など呼吸器系にもとっても良い働きをしてくれます。

風邪予防としてはもちろん、風邪の引き始めで鼻がムズムズ、喉がイガイガ・・・なんて時にも良いですよ。

ユーカリとクローブはどちらも香りが強いので、少し少な目にした方が香りのバランスが良くなります。

クローブ精油1滴に対し、ユーカリ精油2滴、ラベンダー精油3~4滴くらいの割合がおすすめです。

鼻喉の調子が悪い時にはもっとユーカリ精油の割合を増やしても良いですし、気持ちをリラックスさせたい時にはラベンダー精油をもっと多めに入れても良いので、自分の体調に合わせてアレンジしてみてください!

ローズマリー精油×レモン精油×クローブ精油<勉強や仕事の時におすすめ!集中力アップブレンド>

白い背景にローズマリー白い背景にレモン白い背景にクローブ

頭脳明晰作用があることで有名なローズマリー精油と、頭をスッキリさせて集中力アップをサポートしてくれるレモン精油とのブレンド。

クローブ精油の刺激と相まって、勉強やお仕事の時にはとってもおすすめな組み合わせす。

「なんだか今日は頭がぼんやりするなぁ・・・」「集中しなきゃいけないけど、全然頭に入ってこない・・・」なんて時には是非こちらのブレンドをお試しください!

ローズマリーのキリっとした香りに、クローブの温かみのあるスパイシーな香りとレモンのとっても爽やかな香りが加わり、日中リフレッシュできるスッキリした香りのブレンドに。

・・・ですが、いざ使うとなると、学校や職場だと周りにいる人のことも気になりますよね。

アロマストーンやティッシュに垂らして、机の上に置いておく方法であれば、置いている周りにほんのり香る程度なので、学校や職場などでも比較的使いやすいですよ。

気軽にササっと塗れるロールオンアロマだと、自分だけが香りを楽しめるくらいの強さなので、こちらもおすすめ。

★ニールズヤード アロマパルス スタディ

こちらにはレモン精油は入っていないのですが・・・、代わりにオレンジやグレープフルーツなどのシトラス系精油にクローブやローズマリー精油がブレンドされています。

お家で勉強!という時には、ルームスプレーやディフューザーなどでお部屋全体に香らせるようにすれば、殺菌効果で風邪やインフルエンザの予防にもなるので良いですよ。

冬の受験シーズンに使えば、集中力アップと健康管理、両方をサポートしてくれそうですね。

<レモン×ローズマリー×クローブで集中力アップ!ルームスプレー>

 

材料:
無水エタノール(5ml)、精製水(20ml)、レモン精油(3滴)、ローズマリー精油(2滴)、クローブ精油(1滴)

※精油1滴=0.05mlで計算しています。

道具:
ビーカー、マドラー、スプレータイプの保存容器(遮光のものがおすすめ)

作り方:

  1. ビーカーに無水エタノールを量って入れる
  2. 1に精油を入れて、よく混ぜる
  3. 2に精製水を入れてよく混ぜ、保存容器に移し替えて完成!

使う時は、毎回容器をよく振ってからスプレーしてください。

作成後は1週間を目安に早めに使い切るようにしてくださいね。

 

アロマルームスプレーの作り方動画を見る↓↓↓

6.使う時の注意点

刺激が強い

クローブ精油は刺激が強いので、妊娠中や授乳中の方、幼児への使用はおすすめできません。

香りが強い

クローブ精油は香りが強く、1滴でもしっかり主張があります。

最初に使う場合は1滴から使ってみて、香りの様子を確認してから調整するようにしてくださいね。

おわりに

クローブ精油、いかがでしたか?

普段よくお料理をされる方は、「クローブ知ってる!」「名前は聞いたことあるな~」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

なんとなく上級者っぽいイメージがあるかもしれませんが、お料理のスパイス同様少し加えるだけでガラっと香りの雰囲気を変えてくれるので、「最近いつも同じ香りに飽きてきたな~」という方は是非チャレンジしてみてくださいね!

★暮らしと香り クローブバット精油

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