こんにちは。
“暮らしと香り”のきいろいナリーです。
今回紹介するのは、ウッディな香りの中に、ほのかな甘さと酸っぱさも感じるラベンサラ精油です。
精油の名前を初めて聞いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ラベンサラ精油は、ショックなことや不安な出来事で心が弱っているときに、辛い気持ちを落ち着けてリラックスしたいときにオススメ!
1.ラベンサラってどんな精油?
学名 | Ravensara aromatica |
植物名(和名) | ラベンサラ・アロマティカ、ラバンサラ |
科名 | クスノキ科 |
種類 | 高木 |
主な産地 | マダガスカル |
抽出部位 | 葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
特徴的な化学成分 | サビネン、リモネン、α-ピネン、β-ピネン、δ-3-カレン、ゲルマクレンD、α-フェランドレン、β-フェランドレン、エストラゴール、メチルオイゲノール など |
香りの特徴 | ウッディでスパイシーな香りの中に甘酸っぱさも感じる香り |
有用性 | 鎮静、抗炎症、鎮痛などにアプローチします |
ラベンサラは、マダガスカル原産で、古くから原住民に感染症予防や痛みのケアとして用いられてきました。
そんなラベンサラが精油として使われるようになったのは、1980年代ごろで意外と歴史が浅いんです。
ウッディでスパイシーな香りの中に柑橘系のフルーティーさを思わせる香り。
そんなラベンサラ精油は、似た名前のラヴィンサラという精油もあるんです。
「同じ精油で言い方が違うだけ?」と思う方もいらっしゃるかと思います(私もそうでした…)が、
この2つは全くの別物!
名前も似ているし、同じクスノキ科の植物ですが、属名や学名は別で、
ラベンサラ(Ravensara)
→Ravensara aromatica(ラベンサラ・アロマティカ)
ラヴィンサラ(Ravintsara)
→Cinnamomum camphora(キンナモムム カンフォラ)
という名前です。
日本語になると紛らわしく、混同されることも多いので、精油を選ぶ際は「Ravensara aromatica」の学名をチェックするようにしてくださいね。
2.ラベンサラ精油の特徴
心へのアプローチ
イライラしてストレスが溜まったり、不安を感じたりするときに、気持ちを落ち着けて上向きにするサポートもしてくれますよ。
疲れがたまっているときや就寝前のリラックスしたいときに香りを嗅ぐと、さらに和みを与えてくれるため、おすすめです。
体へのアプローチ
細菌やウイルスにアプローチして、増殖を抑えてくれます。
アロマディフューザーやアロマスプレーにラベンサラ精油を取り入れると、風邪やインフルエンザなどが流行る季節に予防としてサポートしてくれるのでおすすめです!
肌へのアプローチ
皮膚刺激を引き起こすことがあるため、敏感肌の方は使用を避けた方が良いでしょう。
使うときの注意点
トリートメントやアロマバスとして使うとき、皮膚刺激を引き起こすことがあるため、敏感肌の方は注意が必要です。
不安な方は、パッチテストを行なってから使用するようにしてくださいね。
また、長時間使用すると毒性を示すことがあるため、アロマディフューザーなどで1日中に精油を使用している状態は避けてください。
妊娠中の方は、使用を避けてください。
3.おすすめの使い方
不安なことで心がいっぱいで眠りが浅いと感じるとき
不安なことばかり考えると、心が高ぶってしまいベッドに入ってもなかなか眠れない…、よく眠れなくて次の日ダルイ…ということありませんか?
ラベンサラ精油は、不安でいっぱいな心をほぐして落ち着けてくれますし、
前向きになるサポートもしてくれるのでオススメ!
アロマディフューザーにラベンサラ精油を落として、お部屋に拡散させることで簡単にリラックスタイムをさらに充実したものに!
アロマディフューザーを持っていない方は、折りたたんだティッシュに精油を1滴落として香りを嗅ぐこともできます!3-2.風邪やインフルエンザが流行る季節に!
ラベンサラ精油は、細菌やウイルスの増殖を抑えてくれるので、風邪やインフルエンザが流行る時期にオススメ!
アロマディフューザーでお部屋に拡散させたり、ルームスプレーを作ってスプレーしても良さそうです。
温かみのあるウッディな香りが空気をきれいに保ってくれますし、気分も晴れやかになって一石二鳥ですよ!
他にも、お部屋がジメジメしたときや生乾きのようなイヤな匂いがするときにも、原因になる細菌やウイルスにアプローチしてくれるのでおすすめ!
おすすめのブレンドで、ルームスプレーのレシピを紹介しているので是非ご覧くださいね
4.おすすめのブレンド3選
香りの分類で、同じウッディ系や近いハーブ系との相性がいいです。
他にも、シトラス系とブレンドすると、ラベンサラ精油のウッディでスパイシーな香りが和らいで、温かみをさらに感じられますよ。
クラリセージ精油×ラベンサラ精油<疲れた心をいやしたいときに>
ラベンサラ精油も心を落ち着ける香りなので、お家に帰って一息つきたいときやショックな出来事があって考えすぎてしまいなかなか眠れないというときにリラックスタイムに併用するとおすすめです!
さわやかな中に甘さも感じるバランスの良い香りが、ホッと一息つかせてくれます。
グレープフルーツ精油×ラベンサラ精油<花粉症の悩みにアプローチする芳香浴>
花粉が飛ぶ季節になると、悩ましいのが鼻水や鼻詰まり、のどの不快感など…
グレープフルーツ精油とラベンサラ精油が、これらの悩みにアプローチしてくれます。
〜芳香浴の楽しみ方〜
材料:
- グレープフルーツ精油…2滴
- ラベンサラ精油…1滴
- 熱いお湯
道具:
- マグカップ
作り方:
- マグカップに熱いお湯を入れて、精油を落とす
- 立ちのぼる蒸気に顔を近づけて香りを楽しむ
カップに精油を入れると、洗っても香りが落ちないこともあるので、
芳香浴用に一度使ったカップは専用にしてくださいね。
ペパーミント精油×ラベンサラ精油<スッキリしたいときのアロマスプレー!>
ラベンサラ精油の香りが、空気をきれいに保ってくれますし、晴れやな気持ちになれるアロマスプレーです。
ジメジメする季節に気になる場所にスプレーしたり、ニオイが気になるときに玄関や寝室、リビングなどでもお手軽に楽しめます。
小さめのスプレーボトルに入れておけば、外出先でも使いやすいですよ!
〜アロマスプレーのレシピ〜
材料:
- ペパーミント精油…5滴
- ラベンサラ精油…5滴
- 無水エタノール…5ml
- 精製水…45ml
道具:
- ガラス製ビーカー
- マドラー
- スプレーボトル
- ラベル
作り方:
- ビーカーに無水エタノールを入れて、精油を加えて混ぜる。
- スプレーボトルに、1と精製水を入れてふり混ぜる
- ラベルに日にちを書いて貼り完成!
直射日光を避けて保管し、10日以内に使い切ってくださいね。
アロマスプレーの作り方動画を見る↓↓↓
おわりに
ラベンサラ精油、いかがでしたでしょうか?
どちらかといえばマイナーな精油ですが、私個人としては、ウッディでスパイシーな後に甘酸っぱさが残る香りで楽しみやすいと感じました。
気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
★生活の木 ラベンサラ精油 10ml