こんにちは。
“暮らしと香り”のコーディネータークークンです。
今回はベースノートによく使用される
アンバー
ムスク
龍涎香(りゅうぜんこう)・アンバーグリス
の香りや香水についてご紹介していきます。
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2.アンバー、ムスク、龍涎香(アンバーグリス)3つの香料について
なぜこの3つの香料をご紹介するのかというと、「香りや名前が似ているから」。
何が違うの?一緒じゃないの?と思う方もいるかもしれません。
3つの香料の香りは一言で表せば甘く、蜜のようにしっとりとしていて、よくベースノートにも使われている香料です。
アンバーとは
アンバーとは松ヤニなどの木の樹脂が長い年月をかけて化石化したものです。
フランキンセンスやミルラなども木の樹脂ですが、それと似たような物と考えられます。
また、香水で使用する香料としてのアンバーには合成香料が存在します。
- バニラやトンカビーン、キャラメルほど甘くはないバルサミックで大人な甘さ
- 他の香料と混ざり合うことで、官能的な世界観を演出
- アンバーは残香性が高く蒸散性が低いので香りが長く残る
- トップノートやハートノートで強調された香りを優しく包み込んでくれる
- シダー系や柑橘系と合わせる事が多く、エキゾチックな落ち着いた香りに
ムスクとは
ムスクはジャコウジカと呼ばれる鹿のオスの香嚢(こうのう)から抽出した香り。
※香嚢(こうのう)・・・へそと生殖器の間にあり、古来から霊薬として使用されていた
ジャコウジカもマッコウクジラ同様、狩猟が禁止されているため、天然素材であるムスクは高級かつ、希少価値の高いものです。
- アンバーグリスと同じく動物性香料に分けられる
- 爽やかで深みのある甘く優しい香り、石鹸の香り
- 持続性がとても長い
- 女性か男性かといったら男性よりの甘い香り
龍涎香(アンバーグリス)とは
9世紀頃、中国に伝わり漢方としても重宝されていた龍涎香(りゅうぜんこう)。
当時はこの香りがどのようにして発生するのかが解明されていませんでした。
そのため、中国の神獣である”龍のよだれ”が固まってできた物と空説がたてられ、【龍涎香】という名が付けられたのです。
時が経ち、龍涎香はマッコウクジラの結石だという事がわかりました。
(以降、龍涎香→アンバーグリスとします)
アンバーグリスがなぜできるかというと、マッコウクジラが食べるイカに理由があります。
イカのクチバシなどは固く、クジラの体内では消化することができません。
消化できなかった物はクジラの腸内を傷つけるため、それを防ぐためにクジラの体内では分泌液が排出されます。
分泌液は消化できなかったものを包みこみ塊となります。
その塊がのちに香り高いアンバーグリスとなるのです。
良い香りがするアンバーグリスになるためには長い時間、海水に浮遊し、日にさらされるなど、環境と期間が必要です。
そのような偶然が重なったアンバーグリスが浜辺に流れ着くことは非常に稀。
更には、条約によって捕鯨が禁止されています。
よって天然素材であるアンバーグリスは金よりも価値があると言われているのです。
このように、アンバーグリスは貴重で手に入りにくいため、多くの香水では合成香料であるアンブレインが使用されています。
- 柔らかく、暖かく、それでいてセクシャリティも感じさせる香り
- 合成香料のアンブレインをベースに添えると、甘く官能的
- まとまりのあるドライダウン(ベースノート)になる
3.アンバーを使ったおすすめの香水14選
アンバーを使用したおすすめの香水をご紹介します。
オー・スペルブ「優れた水」/ランセ
【ユニセックス】
トップノート:
レバノンのグレープフルーツ、マンダリンの葉、ペパーミント
ハートノート:
カルダモン、レユニオン島のシナモン、ローズペッパー
ベースノート:
パチュリ、レザー、アンバー、ホワイトウッド
ランセはあのナポレオンやその家族に香水や化粧品を献上したとして有名な老舗香水メゾン。
香水の都とも呼ばれるグラースで皮の手袋に香りをつける仕事をしていましたが、1795年に香水作りへと転身しました。
ナポレオンは1ヶ月の間に60本もの香水を使用していた香水愛好家だったそうで、ランセにはナポレオンとその家族が愛した香水が多く残っています。
★オースペルブ
ローズアブソルモン/パルファンロジーヌ
【レディース】
トップノート:
フリージア、ラズベリー、ゼラニウムエッセンス
ハートノート:
ローズアブソリュート、シナモンエッセンス、ハニー、イリス
ベースノート:
アンバー、ラブダナムアブソリュート、パチュリエッセンス、カストリウム、ペルーバルサム
パルファンロジーヌはバラにこだわって香水を作るブランドです。
そのブランドの真骨頂とも言えるローズアブソルモン。
シナモンの甘さ、蜂蜜の甘さがバラの官能的な香りに加わり、暖かく体を包んでくれます。
秋や冬の寒さを感じ始める時がおすすめです。
この香水と同時期にローズパーエッソンスという香水も発売されています。
こちらはアブソルモンの黒と対照的な白い香水瓶。
香りの抽出方法が違うため、2つの香水を比べてみるのも楽しいかもしれません。
香りが甘いのはローズアブソルモンの方。
★ローズアブソルモン
サムサラ/ゲラン
【ユニセックス】
トップノート:
ピーチ、イランイラン、ベルガモット、レモン、グリーンノート
ハートノート:
アイリス、ヴァイオレット、オリスルート、ジャスミン、ローズ、スイセン
ベースノート:
サンダルウッド、トンカビーン、バニラ、アンバー、ムスク
サンダルウッドとアンバーの香りが素晴らしいゲランの名香、サムサラ。
調香したジャンポール・ゲランが最愛の女性のために作った香水です。
サムサラの日本語訳は輪廻、それは永遠の愛の誓い。
彼女が好きな香り、サンダルウッドとジャスミンを使用、彼女への熱い思いが伺いしれます。
オリエンタル調(白檀)の香りにイランイラン、アイリス、ジャスミン、ローズなどフローラルが集まりフェミニンな印象に。
白檀の香りは日本人にも馴染みがありつけやすく、和服にも合います。
しっかりと香るので量は気をつけて。
★サムサラ
グッドガール/キャロライナへレナ
【レディース】
トップノート:
ベルガモット、レモン、アーモンド、コーヒー
ハートノート:
サンバックジャスミン、チュベローズ、オリス、ブルガリアンローズ、オレンジブロッサム
ベースノート:
トンカビーンズ、カカオ、サンダルウッド、シダーウッド、バニラ、プラリネ、シナモン、パチョリ、アンバー、カシミア、ムスク
見た目のインパクトも絶大なグッドガール。
ネーミングがなくてもひと目見ただけで、何を伝えようとしているのかがわかる香水です。
最初はベルガモットとレモンでさっぱりしていますが、どんどんお菓子のような甘い香りに。
だんだんとフワラーノートが顔を出し、最後はバニラやアンバー、カカオが残ります。
一緒にいればいるほどハマってしまって抜け出せない迷路に迷い込んだような、魔法にかけられたような気分。
グッドガール?
大人の女の夜はこんな感じかもしれません。
★グッドガール
プラダマン(アンバープールオム)/プラダ
【メンズ】
トップノート:
ベルガモット、マンダリン、カルダモン
ハートノート:
パチョリ、トンカビーンズ、バニラ、ラブダナム
ベースノート:
アンバー、ベチバー、ネロリ、オレンジブロッサム、サフラン、スウェード
石鹸のような花のような優しい香りのする香水です。
プラダがはじめて出したメンズ用香水。
男性のためのフラワーノートで、落ち着きのある30代以降の男性におすすめです。
スモーキーさと落ち着きを感じ男性の余裕を感じさせます。
★プラダマン(アンバープールオム)
マンオーフレッシュ/ヴェルサーチ
【メンズ】
トップノート:
ホワイトレモン、ローズウッド、カランボラ
ハートノート:
タラゴン、シダーリーフ、クラリセージ
ベースノート:
ムスク、アンバー、シカモア ウッド
メンズ用の香水ですが女性でもつける事ができる爽やかな香りです。
特にヴェルサーチというブランドはどちらの性別でも使う事ができる香りが多いのです。
マンオーフレッシュ は、夏に合う爽やかな香りが特徴的で、トップに香るレモンが主役。
ラストに香るアンバーとムスクで甘い魅力をプラス、誰からも好かれる香りでしょう。
★マン オーフレッシュ
ブルガリ ブラック/ブルガリ
【メンズ】
トップノート:
ベルガモット、ブラックティー、ローズウッド
ハートノート:
シダー、オークモス、バニラ
ベースノート:
アンバー、サンダルウッド、ムスク
ブルガリの名香で、この手の香りの中ではベストな香水だと思います。
重厚感があって、溢れんばかりのセクシーさがあります。
それでいて、紳士的でノーブルな印象もうける香りになっています。
トップノートから落ち着きがあって温かみがある香りから
少しパウダリーで甘いハートノートへ、アンバーノートで包み込みセンシュアルで紳士的な完璧なドライダウンにうつります。
スーツスタイルでも、レザージャケットなどを来てもとてもよく似合いそう。
★ブルガリブラック
アビルージュ/ゲラン
【メンズ】
トップノート:
オレンジ、バジル、ベルガモット、ブラジルレッドウッド、レモン、ライム、タンジェリン
ハートノート:
カーネーション、サンダルウッド、パチョリ、シナモン、ジャスミン、シダー、バラ
ベースノート:
ラブダナム、レザー、アンバー、ベンゾイン、オークモス、バニラ
アビルージュは1965年に発売された、初のメンズオリエンタルノートです。
”赤”という意味の名前の由来は、この香水を調香したジャンポール=ゲランの趣味の乗馬から来ています。
乗馬で来ていた革ジャケットからインスパイアして作られました。
トップノートは荒々しくても、甘く、まろやかな香りにどんどん変わっていきます。
ベースノートは特に秀逸な上質なシルクのような滑らかな甘い香り。
トップからベースまでの変化とストーリーも楽しめる一本です。
アビルージュをもっと知りたい方はこちらから↓↓↓
★アビルージュ
アンバーバニラ/ローラメルシェ
【ユニセックス】
トップノート:
タンジェリン、ココナッツ、アーモンド
ハートノート:
タイガーオーキッド、ミルクフラワー、ヘリオトロープ
ベースノート:
アンバー、バニラビーンズ、ブラウンシュガー、サンダルウッド
ローラメルシエの香水の中でも人気の香水。
甘すぎず上品なバニラの香りが漂います。
バニラという名前から甘く冬用というイメージが湧きますが、実際に付けてみると、年中、もしくは普段使いもできるほど穏やかな優しい香りです。
トップに香るココナッツが全体的に残り、ハートノートのタイガーオーキッドや、ベースノートのアンバーがバニラの甘すぎる香りを気持ちよく整えてくれます。
★アンバーバニラ
アンバーエクストリーム/ラルチザン
【ユニセックス】
トップノート:
カルダモン、ナツメグ、ペッパー
ハートノート:
パチュリ、トルコのバラ
ベースノート:
アンバー、ムスク、バニラ、トンカビーンズ、ベンゾイン、サンダルウッド
究極のアンバーとも呼ばれる香水です。
アジアの情熱的なダンスを表現したアンバーエクストリーム。
オリエンタル調のスパイシーなアンバーが香ります。
アジアの情熱的なダンス、と思い浮かべると華やかで激しいダンスなのだろうか、と想像してしまいます。
香水の名前もエクストリーム、極限、限界といった意味なのでどんな香りなのだろうと思いましたが、実際の香りはサンダルウッドが香り、意外としっとりとした雰囲気。
アンバー、バニラ、トンカビーンズなどお香の香りと少しの甘さが残り、アジアっぽさ=お香の香りが残ります。
激しい、限界というよりは寺院で行われる祈りの舞のような、「信仰深い」「熱心」そんな言葉が浮かびました。
★アンバーエクストリーム
ダークアンバー&ジンジャーリリー インテンス/ジョー マローン
【ユニセックス】
トップノート:
ブラックカルダモン、ジンジャー、ピンク・ペッパー
ハートノート:
ブラック・オーキッド、ジャスミン、ウォーター・リリー、ローズ
ベースノート:
キャラ・インセンス(オリバナム)、レザー、サンダルウッド、パチョリ、ブラック・アンバー
明日へのエネルギーを高めることをテーマとした夜用の香水、ダークアンバー&ジンジャーリリー インテンス。
ジョーマローンブランドのディレクター、セリーヌ ・ルーが手掛けたコレクションの第1段となった商品です。
最初は2種類の香水が限定的に販売されたのですが、人気のあったこちらの香水は後々レギュラーとして販売されるようになりました。
ダークアンバー&ジンジャーリリー インテンスは日本の香道で使用されていた「伽羅(きゃら)」に注目し作られた香水です。
沈香と呼ばれる香木の中でもさらに質の良いものを伽羅と呼びます。
伽羅は神が作った香りで人間では作る事ができない、とプロの調香師が言うほど、なんとも形容し難い香りを持った香木で、手に入れる事がとても難しい香料の1つです。
伽羅の香りは神秘的で、香りを嗅ぐ事で魂の栄養になるとも考えられています。
伽羅を使用したダークアンバー&ジンジャーリリー インテンスは明日への栄養として申し分ない香水です。
トップにスパイシーなジンジャーや、ペッパー、ミドルには優しい甘さが特徴の花々が香り、ベースに伽羅とアンバーを加え、時間が経つごとに上品かつ、穏やかな時間を過ごせる構成です。
★ダークアンバー&ジンジャーリリー インテンス
ノワール プールファム/トム・フォード
【レディース】
トップノート:
オレンジ・メロン・ベルガモット・ジャスミン
ハートノート:
パッションフルーツ・ピーチ・アプリコット
ベースノート:
バニラ・アンバー、サンダルウッド
メンズフレグランス「ノワール」の対となるレディース用香水として発売されました。
ノワールは黒、プールファムは女性用、という意味です。
テーマは”贅沢で官能的な大胆” 。
引用:トムフォードの公式HP
成熟した大人の女性をイメージさせます。
普段は大人しい女性でも、シーンを変えれば印象はガラッと変わるのです。
表面的にはとても甘美的な香りがするのですが、だんだんと内面にある脆く少女のような姿も見え隠れするので一筋縄ではいきません。
人間性を表現したと言うこともできるでしょう。
ベースで香るバニラやアンバーの甘い香りに人間の表裏、二面性を感じさせ、またそこが魅力的に写ります。
★ノワール プールファム
ブルードゥシャネル/シャネル
【メンズ】
トップノート:
レモン、グレープフルーツ、ピンクペッパー、ミント
ハートノート:
ジャスミン、ナツメグ、ジンジャー
ベースノート:
サンダルウッド、パチョリ、シダーウッド、ベチバー、インセンス、ラブダナム、アンバー
自由に生きる男性をテーマにした香水、ブルードゥシャネル パルファム。
ボーイトゥシャネルシリーズです。
ブルードゥシャネルは2010年にメンズ用香水として発売されました。
その時はトワレとして、今回ご紹介する香水は新たにパルファムとしてその後に発売されたものです。
強い柑橘系の香りをラストのサンダルウッド 、シダーウッド、アンバーの香りがギュッとまとめてくれる隠れた名香です。
★ブルー ド シャネル
カレーシュ /エルメス
【レディース】
トップノート:
ベルガモット、レモン、サイプレス、ネロリ、アルデハイド
ハートノート:
バラ、イリス、オレンジブロッサム、ジャスミン、イランイラン
ベースノート:
アンバー、ムスク、パチュリ、ベチバー、オークモス、レザー
エルメス初の女性用の香水として発売されました。
カレーシュ、という名前はエルメスのブランドロゴでもある馬・四輪馬車にちなんで名前が付けられたそうです。
カレーシュは幌(屋根)つきの四輪馬車という意味です。
香りは、柑橘系、フローラル、アンバーの甘い香り、と上品な女性、かつ、ゴージャス感、全てが合わさったような豪華さを持ち合わせています。
これぞ、香水といった香りです。
一言で言えば、ザ・マダム。
誰でも気軽につける事ができる香りではありません。
つける人の雰囲気、経験、人間性が逆に問われるような香水です。
年代的には幅広く20代以降の女性に合うといえますが、30代から40代以上の女性に最もおすすめな香りでしょう。
1961年に発売された当初よりは、リニューアルされて軽くはなっていますが、
人によっては重く感じる香りなので、つける際は普段より控えめが◎
★カレーシュ
4.龍涎香(アンバーグリス)を使った香水9選
龍涎香(アンバーグリス)を使用した香水をご紹介します。
Vol De Nuit(夜間飛行)/ゲラン
【レディース】
トップノート:
オレンジ ベルガモット レモン マンダリンオレンジ ガルバナム スイセン オレンジブロッサム
ハートノート:
アルデヒド アイリス ヴァイオレット ローズ ジャスミン カーネーション バニラ
ベースノート:
スパイスノート サンダルウッド ムスク オリスルート オークモス
冒険心をくすぐる、魅惑的な女性を演出するこの香りはジャック・ゲランが作った名香です。
トップは滑走路からガルバナムが弾け、この香りが離陸するような勢いを感じます。
が、すぐに優しい甘さのパウダリーへと変わっていきます。
弾けるガルバナムをカストリウムとアンバーグリスで落ち着きと甘さとセクシャリティをもたらしています。
冒険心、遊び心、そして凛とした強い女性におすすめです。
★夜間飛行
プワゾン/クリスチャン・ディオール
【レディース】
トップノート:
コリアンダー、プラム、アニス
ハートノート:
ローズウッド、ワイルドブリーズ、オレンジハニー、チュベローズ、シナモン、カーネーション
ベースノート:
サンダルウッド、ベチバー、バニラオポポナス
直訳すると”毒”。
1985年にDiorから誕生したこの香水はボトルデザインも毒リンゴの形をしています。
中には媚薬のような危険な液体が入っているかのよう。
ベリー調のフルーツノートが香り高く主張してきます。
そして、スパイシーで魅惑的な香りに。
最後はアンバーグリスとバニラでしっかりと足跡を残していきます。
甘さと官能的な女性を演出したい方にはおすすめです。
★プワゾン オードトワレ
バンブー オードパルファム/グッチ
【レディース】
トップノート:
ベルガモット
ハートノート:
カサブランカリリー、オレンジブロッサム、イランイラン
ベースノート:
タヒチアンバニラ、サンダルウッド、アンバーグリス
グッチのバンブーといえば人気シリーズの1つです。
名前の通り、鞄の持ち手や財布の金具部分に竹を使用したデザインが特徴的。
竹を使用するようになった理由は、戦後の物資不足から始まったとのこと。
皮が手に入らず困っていた時に日本に生えていた竹に着目、それ以来、使用されるようになったそうです。
歴史的な変化を感じるシリーズとなっています。
香水のバンブーはこのシリーズにインスパイアされて作られました。
名前からは想像がつきませんが優しい甘い香りのするフラワーノートの香水です。
トップは洋梨の香り、だんだんとフローラルノートにうつり、ベースノートはバニラとアンバーで上品な甘さ、女性らしさを表現しています。
甘すぎないこの香水は1日中つけていても気になりません。
こちらも天然香料であるアンバーグリスを使用しています。
★バンブー オードパルファム
フランソワチャールズ/ランセ
【メンズ】
トップノート:
ネロリ、バジル、カルダモン、ラベンダー、ベルガモット、カラブリア産レモン
ハートノート:
ラベンダー、タイム、ジンジャー、ゼラニウム、カーネーション、ジャスミン
ベースノート:
バージニアシダー、アイリス、アンバーグリス、レザー、ムスク
フランソワチャールズとはナポレオン1世の子供。
そのフランソワチャールズの名前をつけたこの香水は若い男性の志を香りにまとめています。
香りは紳士的で知的。
スパイスが程よく効いたバランスのいいトップから、
エレガントな表情を持つハートを温かく官能的なスイートを香らせるアンバーグリスのベースで締められます。
落ち着いた、紳士を演出したい方は試してみて欲しい香水。
★フランソワ・チャールズ
マンウッドエッセンス/ブルガリ
【メンズ】
トップノート:
イタリア産シトラス、コリアンダーエッセンス
ハートノート:
サイプレスウッド、ハイチ産ベチバエッセンス
ベースノート:
シダーウッド、アンバーグリス アコード、ベンゾイン
ブルガリのマンウッドシリーズの1つ、マンウッドエッセンス。
調香師が世界各国の木の香りを探し求め完成した特別なウッディの香りです。
遠くから見てもわかる枝や葉のシトラスのフレッシュな香りから始まり、ミドルでは幹そのもの、ベースでは土の近くの根の方の香りを表現。
落ち着いた大人の香りです。
香る時間が長いので、長く楽しむことができます。
また、マンウッドエッセンスに続いて発売されたマンウッドネロリという香水も存在します。
こちらはベルガモット、ネロリ、オレンジなどを使用し、地中海の太陽をイメージ。
マンウッドエッセンスと違い、明るさやエネルギーを感じる香りです。
★マンウッド エッセンス
N°5(シャネルの5番)/シャネル
【レディース】
トップノート:
ネロリ、レモン、ベルガモット、アルデハイド
ハートノート:
ジャスミン、ローズ、イランイラン、アイリス、ミュゲ
ベースノート:
サンダルウッド、シダーウッド、バニラ、ベチバー、アンバー、ムスク、シベット
女性の香りがする女性のための香り。
言わずと知れた名香、N°5。
最高にセクシャルで華やかなこの香りにはドライダウンにアンバーグリスが使われています。
華やかで、セクシャリティを演出したい女性。
また、すでにその雰囲気を持っている女性におすすめです。
N°5 について詳しく知りたい方はこちらを参照してください↓↓↓↓↓
【 N°5 (シャネルの5番)「女性の香りがする、女性のための香り」 】
★5番 EDP
アンブルニュイ/クリスチャン・ディオール
【ユニセックス】
トップノート:
ベルガモット、グレープフルーツ
ハートノート:
ターキッシュ・ローズ、ピンクペッパー
ベースノート:
ラブダナム、シダ、アンバーグリス、パチョリ、ガイアックウッド
ディオール、というと今ではバッグやコスメが人気ですが香水にも並々ならぬ力を注いでいるブランドです。
ディオールは天然原料にこだわりを持っており、香水の産地とも言える南フランスに拠点をもち、原料から丁寧に作っています。
そしてこのアンブルニュイという香水は天然素材であるアンバーグリスを使用しています。
そのため、オリエンタルな雰囲気のアニマルノートが特徴的です。
アニマルノートだけだとワイルドな香りになってしまいますが、そこにローズやスパイシーな香りを加え、より深みを持たせています。
ディオールのHPには”ある意味、美女と野獣を表現したようなフレグランスです。”と書かれているのでどんな香りなのか興味をそそられてしまいます。
ちなみに「アンブルニュイ」の日本語訳は<琥珀色の夜>。
静かな夜の空気の中に、温かみやちょっとしたスパイスが組み込まれたミステリアスな雰囲気が香水のテーマです。
少し正装した夜のお出かけにぴったりの香水です。
★アンブルニュイ
アンバーグリス/ディメーター
【ユニセックス】
シングルノート
名前と香りがそのまま直結するディメーターの香水、アンバーグリス。
ディメーターはシングルノートなので
この香りがほしい
この香りとこの香りをかけ合わせたい
など自分好みの香りを作れることでも有名です。
アンバーグリスはその中でも濃厚でいてしっとりと香るレイヤリングの立役者です。
優しい甘い香りがどんな香りも引き立たせてくれます。
スモーキーでほんのりスパイシー&パウダリー。
とても品が良いんです。
★アンバーグリス
アフタヌーンスイム/ルイ・ヴィトン
【ユニセックス】
シングルノート:
ベルガモット、マンダリン、オレンジ、ジンジャー、アンバーグリス
2019年4月にルイ・ヴィトンのフランスコレクションとして発売されたアフタヌーンスイム。
サン ソング、カクタス ガーデンの2つと同時に発売されました。
着想はアメリカ西海岸のカリフォルニア。
見た目もわかりやすく、サン ソング(黄)、カクタス ガーデン(緑)、アフタヌーンスイム(青)。
サン ソングはカリフォルニアの気質と雰囲気、カクタス ガーデンはカリフォルニアの植物を、そしてアフタヌーンスイムはカリフォルニアの海がモデルです。
カリフォルニアの特産物であるオレンジをはじめ、柑橘系たっぷりの夏の香りに仕上がっています。
シングルノートというシンプルな装いとは別に、弾ける柑橘系の後からはカリフォルニアの海をイメージして加えられたアンバーグリスが顔を出します。
このアンバーグリスを甘い香りと形容するには言葉が少なすぎます。
潮の香り、海藻の香り、そして清涼感を感じ、香水でいうアクアの香りとはまた別物。
オレンジやベルガモットを使った飲み物を持ちながら、カリフォルニアの海辺を散歩し、海風を楽しむ休暇、そして普段の生活から解き放たれた清々しさを感じ取れるでしょう。
★アフタヌーンスイム
香水のつけ方・纏い方(初心者向けコンテンツ)
香水初心者の方、付け方がわからない方向けのコンテンツも配信しております。
よかったらご参考ください。
香水の付け方ノウハウ↓↓↓
香水の香り方ノウハウ↓↓↓
香水にも種類とジャンルがある↓↓↓
アンバーとムスク、アンバーグリス 実物や香りは全く別物
アンバーは木の樹脂、アンバーグリスはマッコウクジラの結石、ムスクはジャコウジカのオスから採れる香料です。
アンバーは松ヤニの色、アンバーグリス(グリス:灰色)という意味で、見た目も香りも異なります。
甘い香りが欲しいけど、バニラやフラワーなど甘すぎる香りは苦手、という方にはぜひ試して欲しい香りです。