こんにちは。
“暮らしと香り”の香りコーディネーターのクークンです。
【クリスチャン・ディオール】
そのブランド名を聞いただけで心がときめいてしまう女性は、少なくないのでは。
戦後のファッションに革命を起こした天才デザイナーであり、ブランド創業者でもあったクリスチャン・ディオールは、同時に優れた香水の作り手でもありました。
自らを「幸せの商人」と称し、世界中の女性たちを魅了した彼のセンスと心意気は、現在も変わらず受け継がれています。
今回は、クリスチャンディオールの香水について詳しくご紹介します!
1.暮らしと香りの使い方
①暮らしと香りメディアサイトで知る・学ぶ!
まずは本サイトの“コンテンツ”で気になる香りをチェック!
②LINE公式で香りの相談をする!
LINEのサービスでは以下のようなことが【無料】で相談できます!
「ビジネスシーンでも使える香水が知りたい」
「香水のコーディネートをして欲しい」
「日常で使えるアロマのノウハウが知りたい」
「部屋の消臭や芳香について相談したい」
「紹介している香水についてちゃんと相談したい」
まずは”暮らしと香り”LINE公式にお友達追加をしよう!
※コンシェルジュ対応は平日9:00~18:00になります。
18:00以降、祝休日は自動対応になっております。
③暮らしと香りおみせで香りを試す!
“暮らしと香りおみせ”では学んだり、相談した気になる香りが
約500種類のを試香できます!
是非試してみてくださいね!
2.ディオールの成り立ち
まずはじめに、クリスチャン・ディオールの成り立ちにまつわる特徴的なエピソードを、少しだけご紹介しましょう。
不思議な予言者
創業者クリスチャン・ディオールは、1905年、ノルマンディーで生まれました。
幼い頃から芸術、自然、そして何よりファッションを愛したディオール。
近所の子供たちのカーニバル衣装を作ることが、当時の彼にとって最高の楽しみだったそうです。
そんな彼が不思議な体験をしたのは、14歳の頃。
ある占い師に手相を見てもらったところ、
「あなたは一文無しになるでしょうが、女性たちが幸運を呼び込んでくれ、それがきっかけで成功しますよ」
と予言されます。
のちのディオールの活躍を見透かしているかのような、なんともおそろしい予言…!
ただし、それが見事に的中し、彼が世界中から賞賛を集めるようになるのはまだまだ先のお話です。
初めてのショー
戦争や自身の病気、親が破産した影響で一文無しになるなど、様々な苦労に末にディオールが自身のブランドを立ち上げたのは、1946年のことでした。
戦後のファッションに革命を起こしたいと考えていたディオール。
戦争の爪痕も困窮も、たっぷりの布にくるんで忘れてしまえ!
と言わんばかりに、革新的なドレスが次々と発表されたショーは大成功をおさめます。
このショーで会場に振りまかれた香水が、「ミスディオール」でした。
「香水はドレスの最後の仕上げ」と常々語っていたディオールのポリシーが伺える、象徴的なエピソードです。
現在まで受け継がれるディオールのポリシー
香水ボトルのデザインを自身で手がけたり、ショーの参加者に香水のサンプルを配る演出を考えるなど、商品のデザインからショーの演出まで、一切手を抜かなかったというディオール。
実際、ディオールの香水は、シャネルやランバンなど他メゾンの香水に比べて3倍の経費がかかったそうですが、
その香りはもちろん、ボトル、包装、密封具合まで、「すべてが完璧」と評価されていました。
現在のディオールは、創業者のディオールから数えて6代目のマリア・グラツィア・キウリがデザイナーを務めていますが、
デザイナーや経営者が変わっても、彼の強いこだわりが培ったエレガントでモダンな世界観は変わりません。
服飾から化粧品まで幅広く手がける高級ブランドとして、現在も変わらず多くのファンを魅了し続けています。
3.ディオールの香水の特徴
ディオールの香水の特徴はこだわりの香料。
特に
- グラース産のローズドメ(センティフォリアローズ)
- グラース産のジャスミン
ミスディオールのシリーズなどローズドメがふんだんに使用されていて、
グラース産ジャスミンはジャドールのシリーズで使われています。
この2つの香料は決まった時期に全て手摘みで採取するということ、
そして、1滴の香料を得るために何千もの花を使うということ。
前述で経費が他のブランドの3倍もかかっているとお伝えしましたが、
香料も常にこだわりの香料を使用しており、最高の香りを届けてくれます。
4.ディオールおすすめの香水
ミスディオール オー ドゥ パルファム
トップノート:レモン、マンダリン、ブラッドオレンジ、スイートオレンジ、カラブリアンベルガモット、ピンクペッパー
ハートノート:グラース産ローズ、ダマスクローズ
ベースノート:ローズウッド、パチョリ
1947年に登場した伝説の香りは、ディオールの調香師フランソワ・ドゥマシーによって、
2017年、現代女性のための香りとして生まれ変わりました。
ミスディオールシリーズの中で一番エレガントさを感じるのがこのオードゥパルファンです。
この香水の主役はグラース産のローズ。
1ℓのローズを取るには3tのローズを使います。
こだわりのグラース産のローズを使い、洗練されたフローラルは知的で官能的な魅力を与えてくれます。
この現代版のミスディオールはナタリー・ポートマンをモデルとして起用してます。
ミスディオールのCMで謳われているのは「愛のために何をするか」。
シーアの曲を背景にナタリーポートマンが大胆な「愛」を表現をするCMはご覧になったことがある人が多いのではないでしょうか。
★ミスディオール オー ドゥ パルファン
ミスディオール オー ドゥ トワレ
トップノート:ブラッドオレンジ、マンダリン
ハートノート:グラース産ローズ、ローズドメ、ミュゲ
ベースノート:パチョリ
調香師フランソワ・ドゥマシーが表現したのは「恋が動き出す瞬間」。
トップノートこそミスディオールの系譜を引き継いでますが、
愛を表現したミスディオール オードゥパルファンよりずっとフレッシュで若々しいです。
フレッシュな正体はミュゲ。
オードゥパルファンみたいなセンシュアルな雰囲気はないけど、
よりライトに使いたい方、若い方はミスディオール オードゥトワレの方がおすすめです。
★ミスディオール オー ドゥ トワレ
ミスディオール ブルーミングブーケ
トップノート:マンダリン、ベルガモット
ハートノート:ピオニー、ローズ、ジャスミン
ベースノート:ホワイトムスク、パチョリ
ミスディオールらしいエレガンスさを出しながら、
ミスディオールブルーミングブーケは「可憐」も表現します。
トップノートもよりフレッシュで爽やか。
可愛らしくて甘いピオニー、そしてフルーティなノートが「可憐」な印象を与えてくれます。
ミスディオール オードゥパルファンやオードゥトワレのようなシプレノートではなくムスクでまとめることでシルクのような滑らかなベースになっています。
クセもなく、つける人を選ばないので纏いやすい香水です。
★ミスディオール ブルーミングブーケ
ミスディオール ローズ&ローズ
トップノート:ベルガモット、ゼラニウム、マンダリン
ハートノート:グラース産ローズ、ダマスクローズ
ベースノート:ホワイトムスク
春のローズが咲き誇る畑をイメージした香水。
ローズ&ローズという名前だけあってローズ全面推しかと思われるこの香水は勘違いされがちなのです。
フレッシュで爽やかなローズと言ったら伝わりやすいでしょうか。
ローズが激しく主張するのではなく、ムスクが全体を柔らかく包み込み、
主張しすぎない爽やかなローズになっています。
ローズ初心者でもきっと好きになる香りです。
★ミスディオール ローズ&ローズ
プワゾン オー ドゥ トワレ
トップノート:アニス、コリアンダー
ハートノート:チュベローズ
ベースノート:ミルラ
甘く危険な魅力を放つ毒林檎。
コリアンダーやアニスなどのスパイスが効いた甘い官能的な香り。
ハートノートのチュベローズはゴージャスで華やかな香り。
強烈な個性もあなたの魅力の1つです。
ドレッシーな装いの時により一層危険な魅力を放ちます。
★プワゾン オードゥトワレ
ピュア プワゾン
トップノート:ベルガモット、ジャスミン、オレンジ、シチリア産マンダリン
ハートノート:オレンジブロッサム、ガーデニア
ベースノート:ホワイトムスク
爽やかでフレッシュなベルガモット、甘くみずみずしいオレンジ、
そこにジャスミンが加わり独特な妖艶さを醸し出すトップノート。
オレンジの花でクチナシの香りをオリエンタルな香りの要素を加えさらに官能的に。
ベースのホワイトムスクで丸みを帯びさせたら、
「純度100%の毒林檎の出来上がり。」
プワゾンのようなスパイシーさが苦手でも妖艶な雰囲気を出したい方はピュアプワゾンを試してみてください。
★ピュアプワゾン
プワゾン ガール オー ドゥ トワレ
トップノート:シチリア産フロストオレンジ、カラブリア産ビターオレンジ、レモン
ハートノート:グラース産ローズ、ネロリ、ダマスクローズ、オレンジブロッサム
ベースノート:トンカビーン、バニラ、カシュメラン、ヘリオトロープ、キャラメル
自由でセクシーな現代の女の子の香水として誕生したのがプワゾンガール。
グラース産ローズ、ダマスクローズがベースノートのグルマンノートと融合して、
官能的で個性的で雑音を気にしない女の子。
そんな力強さがあります。
現代を一生懸命楽しむあなたのための香水です。
★プワゾンガール オードゥトワレ
ジャドール
トップノート:コモロ産イランイラン
ハートノート:ダマスクローズ、チュベローズ
ベースノート:マツリカジャスミン、グラースジャスミン、サンダルウッド、ベチバー
ハリウッド女優シャーリーズ・セロンのCMは日本でも有名ですよね。
ジャドールは燦々と輝くフローラルブーケ。
ジャドールのフローラルブーケはフルーツを感じさせるほどみずみずしいです。
官能的でゴージャスで知的、それでも香りすぎるということがない。
一言で言えば品がある香り方をするのです。
強く気高く美しく、そんな魅力を与えてくれる香水です。
★ジャドール
ジャドール オールミエール
トップノート:ブラッド オレンジ
ハートノート:ネロリ
ベースノート:ダマスクローズ
ジャドールより柔らかく香るオードゥトワレ。
ジャドールの構成の真ん中にヴァロリス産ネロリを添えて、香り全体に輝きを与えました。
一瞬で溢れ出るかのような喜びの香りは、幸せな気持ちにさせてくれます。
★ディオール ジャドール オールミエール
ジャドール イン ジョイ
トップノート:天日塩
ハートノート:イランイラン
ベースノート:ピーチ
フルール ドゥ セル(天日塩)という斬新な発想は、
フルーティーソルティーアコードという全く新しいコンポジションを生み出しました。
甘く官能的なイランイランとフルーティなピーチそしてソルトの融合はモダン奥行きがある香り。
凛として気品があってどこか可愛らしい。
輝く魅力をあなたに与えてくれます。
★ジャドール イン ジョイ
5.創業者・ディオールが駆け抜けた10年
創業者のディオールがブランドを立ち上げて活躍したのは、実はたったの10年ほどでした。
戦争による物資不足や自身の病気など、さまざまな苦労に見舞われた一方で、彼はデザイナー、クリエイターとして、遺憾なくその才能を発揮。
「ニュールック」や「アリコ・ヴェール」などさまざまな流行を生み出し、ディオール旋風を巻き起こしました。
全盛期のディオールは、なんとフランスのファッションの輸出高の半分以上を占めていたそうです。
彼は52歳の若さで急逝してしまいますが、彼の死については
「天使たちに新しい服を着せるために、神様に召された」
と語られています。
ファッションと香りを愛した天才が築き上げた孤高のブランドは、女性に幸せをもたらす「幸せの商人」として、これからも変わらずに輝き続けていくことでしょう。
6.香水の付け方ハウツー
香水初心者の方、付け方がわからない方向けのコンテンツも配信しております。
よかったらご参考くださいね!
香水の付け方ノウハウ↓↓↓
香水の香り方ノウハウ↓↓↓
香水にも種類とジャンルがある↓↓↓
おわりに
いつの時代も女性たちを魅了してやまないディオールについてのエピソード、いかがでしたでしょうか。
ディオールのこだわりが詰まった香りの数々は、あなたの魅力をぐんと引き上げてくれるはず。
ディオールの男性用香水を、大切な人にプレゼントするのも素敵ですね。
本記事が、ディオールの香りとの出会いのきっかけになれば、とてもうれしいです