料理のスパイスとしても使われている「ジュニパーベリー」。
ジントニック、ジンライム。
さっぱりしてて美味しいですよね！
ジュニパーベリーは、このジンの香りづけになっている香料なのです！
今回は、そんなジュニパーベリー精油について紹介します！
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2.ジュニパーベリーってどんな精油
| 学名 | Juniperus communis |
| 植物名（和名） | ジュニパーベリー、コモン・ジュニパー（セイヨウネズ） |
| 科名 | ヒノキ科 |
| 種類 | 木本 |
| 主な産地 | アルバニア、インド、フランス、ブルガリア など |
| 抽出部位 | 球果 |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| 特徴的な化学成分 | α-ピネン、サビネン、ミルセン、テルピネン4オール、リモネン、カンフェン、β-カリオフィレン など |
| 香りの特徴 | 甘めでスッキリとしたウッディな香り |
| 主な効能 | 鎮静、強壮、利尿、抗炎症、鎮痛、発汗、抗菌、収れん など |
一見、ブルーベリーの果実に似ていて美味しそうにも見えるジュニパーベリーですが、完熟しても甘くならないので果物としては食べられないんです。
そんな、ジュニパーベリーは、お酒の「ジン」の香りづけとして使われたり、料理のスパイスとして香りづけに使ったりされています。
ジュニパーベリーの香りは、スッキリとした香りなので、甘い香りが苦手な方でも使いやすいですよ！
3.ジュニパーベリーの効果
心への効果
ジュニパーベリー精油は、心も体も浄化する精油と言われています。
鎮静と強壮両方の効果があるので、気持ちのバランスを取ってくれます。
不安を感じているときや神経が緊張しているとき、焦っているときに高ぶった気持ちを落ち着けてくれますし、
スッキリとした香りがモヤモヤした気持ちをリセットして前向きに考える手助けをしてくれますよ。
また、勉強や仕事など、頭を切りかえて1つのことに集中したいときにもオススメです！
体への効果
利尿や発汗を促すので、体に溜まった老廃物を出すデトックス効果も持ちあわせています。
体が冷えやすいときやむくみやすいときに症状を和らげたり、ダイエットしたりするときにも役立ちますよ！
ジンは、もともと解熱や利尿をもたらす薬用酒として使われており、
今でも、風邪などで発熱してしまったときの緩和や気管支炎のケアとしても役立つの精油です。
また、鎮痛作用もあるので、筋肉痛や関節炎など体の痛みの緩和にも効果的！
肌への効果
肌や毛穴を引き締める収れん作用があります。
皮脂の分泌を整えてくれるので、オイリー肌やニキビが気になる方にオススメです！
また、抗菌作用にも優れているので、気になる体臭や汗の臭いを和らげてくれますよ。
4.ジュニパーベリーおすすめの使い方
バスタイムのおともとして！
～バスソルトのレシピ～
材料：
・ジュニパーベリー精油…1～５滴
・天然塩 … 大さじ２～３杯
道具：
・計量スプーン
・材料を混ぜ合わせるための容器
作り方：
- 容器に天然塩を入れてから、精油を加えてスプーンでよく混ぜ合わせる
保管：
保管せずに、使い切って下さい。
アロマバスソルトの作り方動画を見る↓↓↓
発汗を促す効果があるジュニパーベリー精油。
バスソルトとして使うことで、さらに血行を促進して体を温めてくれますよ♪
汗を出して溜まった老廃物を出したいときや筋肉痛、体のコリなどを和らたいときにもオススメ！
入浴直前に、お湯をはった浴槽にバスソルトを入れよくかき混ぜてから入浴して下さいね。
38～40度のぬるめのお湯に10～15分程度ゆっくりとつかることで、じんわりと汗をかいて体がポカポカ温かくなりますよ！
靴のイヤな匂いを和らげるシューキーパー！
～シューキーパーのレシピ(2個分)～
材料：
・ジュニパーベリー精油…8滴
・重曹…大さじ6杯
道具：
・お茶パック…2枚
・軽量スプーン
・深めの容器
作り方：
- 深めの容器に重曹を入れて、精油を加えスプーンでよくかき混ぜる
- 2等分してお茶パックに入れる
保管：
香りが薄まったと感じたときは、精油を足して1ヶ月を目安に新しく交換してください。
注意点：
重曹がお茶パックからこぼれてしまうときは、パックを追加して二重にしてください。
抗菌効果が高いジュニパーベリー精油と消臭効果がある重曹で作るシューキーパーです。
毎日履いている靴は、蒸れたり、濡れたりしていつの間にかイヤな臭いが漂ってくることも。
シューキーパーを入れておくと、イヤな臭いが少なって翌日気持ちよく履くことができますよ！
また、お好みの布や巾着で包んでリボンでしばるのもステキですね♪
お肌を引きしめる化粧水！
～化粧水のレシピ～
材料：
・ジュニパーベリー精油…3滴
・精製水… 95ml
・グリセリン… 5ml
道具：
・ビーカー
・マドラー
・保存容器
・ラベル
作り方：
- ビーカーにグリセリンを入れ精油を加える
- マドラーでよくかき混ぜる
- 保存容器に2と精製水を入れ、よく振って混ぜる
保管：
冷蔵庫に入れ、７～10日で使い切ってください。
注意点：
濃い濃度の精油は、プラスチックの材質を溶かしてしまうこともあるため、使用するビーカーは、ガラス製のものを使ってください。
化粧水の作り方動画を見る↓↓↓
肌や毛穴を引き締める、収れん作用や抗菌作用が期待できるので、オイリー肌な方やニキビができやすい方にオススメです！
毎日のスキンケアとして化粧水をつけても良いですし、
コットンにたっぷりと化粧水を含ませて、肌がヒンヤリするまでパッティングするのも良いです。
5.おすすめのブレンド3選
レモン×ジュニパーベリー＜勉強や仕事で集中したいときのリードディフューザー＞
～リードディフューザーのレシピ～
材料：
・レモン精油…85滴
・ジュニパーベリー精油…115滴
・無水エタノール…100ml
道具：
・ビーカー
・ガラス瓶…100ml用
・リードスティック(or竹串)
作り方：
- 無水エタノールをガラス瓶に入れる
- 精油を加えて混ぜる
- リードを刺す
注意点：
濃い濃度の精油は、プラスチックの材質を溶かしてしまうこともあるため、使用するビーカーや保存瓶は、ガラス製を使ってください。
リードディフューザーの作り方動画を見る↓↓↓
レモンのスッキリとした香りと爽やかながらも甘めのジュニパーベリーのブレンドは、集中したいときにオススメ！
爽やかな香りが、頭をスッキリとさせてくれますよ。
リラックスタイムから集中タイムに気分を変えたいときに、机や書斎に置いても良いかもしれません。
瓶を選ぶときは、口が狭いものを選ぶと蒸発がゆっくりになり長持ちしますよ。
今回は、100mlの瓶で紹介していますが、お好みのガラス瓶で作ってもステキです♪
作るときのポイントは、無水エタノールと精油の分量の比率は10：１を目安にしてください。
今回の場合は、精油の１滴は一般的に0.05mlなので、10mlの精油が必要なときは200滴垂らすことになります。
ゼラニウム×ジュニパーベリー＜肌をスッキリさせるフェイシャルスチーム＞
～簡単！フェイシャルスチームのレシピ～
材料：
・ゼラニウム精油…1滴
・ジュニパーベリー精油…1滴
・お湯…洗面器7分目程度
道具：
・洗面器
使い方：
- 熱めのお湯を張った洗面器に、精油を落としてよくかき混ぜる
- 蒸気が逃げないように、バスタオルを頭の上からかぶり、立ち上る蒸気を顔全体に当てる
- 3分ほど蒸気を当てて、仕上げに冷やした化粧水でケアをしてください
注意点
１か月以内に使い切ってください。
皮脂の分泌を整えてくれるゼラニウム精油とお肌を引き締めてくれるジュニパーベリー精油のブレンドです。
増殖しすぎるとニキビの原因となってしまうアクネ菌を減少させて、肌や毛穴を引き締めてスッキリさせてくれます！
目を閉じてゆっくりと呼吸すると、リラックス効果も得られて一石二鳥ですよ。
サイプレス×ジュニパーベリー＜お部屋をスッキリさせてくれるルームスプレー＞
～ルームスプレーのレシピ～
材料：
・サイプレス精油…10滴
・ジュニパーベリー精油…10滴
・無水エタノール…10ml
・精製水…90ml
道具：
・ビーカー
・マドラー
・スプレーボトル
・ラベル
作り方：
- ビーカーに無水エタノールを入れて、精油を加えて混ぜる
- スプレーボトルに、1と精製水を入れてふり混ぜる
- ラベルに日にちを書いて貼る
保存：
直射日光を避けて保管し、10日以内に使い切ってくださいね。
注意点：
濃い濃度の精油は、プラスチックの材質を溶かしてしまうこともあるため、使用するビーカーは、ガラス製をオススメします。
ルームスプレーの作り方動画を見る↓↓↓
気持ちをスッキリとさせてくれるブレンドです。
サイプレスは気持ちをリラックスさせてくれますし、ジュニパーベリーは浄化が得意な精油です。
お部屋の空気がよどんでいると感じるときに、ルームスプレーとして使うとリラックス できるとともに爽やかな気持ちにさせてくれますよ！
6.使うときの注意点
腎臓の疾患をお持ちの方は使用を避ける
利尿作用に持ち合わせているため、腎臓を刺激してしまう可能性があります。
そのため、腎臓の疾患をお持ちの方は使用を避けてください。
妊娠中・授乳中の方の使用は控える
妊娠中・授乳中の方は使用を控えましょう。
（見解によって諸説ありますが、念のため妊娠中・授乳中の方は使用を控えることをオススメします。）
肌が弱い方は注意が必要
長時間の使用は、皮膚刺激になることもあるため、肌が弱い方は特に注意して使用してくださいね。
おわりに
今回は、甘めでスッキリとした香りのジュニパーベリー精油について紹介しました！
心も体も浄化してくれる香りで、ぜひ試してみてください！
★暮らしと香り ジュニパーベリー精油
