こんにちは。
前回に引き続き、現代でも買える名香 中編ということで、
今回は1950年以降〜1980年代までの名香をご紹介させていただきます。
クラシックな香水から現代的になっていったり、
常に変化していく世の中に合わせて香水も都会的になっていたり、
時代時代らしい、その時に懸命に生きる女性像であったり、男性像であったり…。
すごく奥が深い!早速そんな名香の世界をのぞいてみましょう!
前編はこちらから↓↓↓↓↓
現代でも買える名香をご紹介 ー前編 スターが愛した名香たちー
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2.1950年代の名香
この時代は、戦後の急速に経済復興を遂げて戦前の消費まで持ち直していた時代でした。
新しいジャンル”ロック”が登場し、世界はエルビス・プレスリーに夢中になりました。
TVの登場もあり、オードリー・ヘップバーン、マリリン・モンローもこの時代に活躍してました。
ジバンシィ ランテルディ1957年
ジバンシィはオードリー・ヘップバーンの為に、彼女を引き立たせる香水を
調香師フランシス・ファブロンに作らせました。
現代では生まれ変わったランテルディなので、香りが違いますが、
当時は彼女を引き立たせるパウダリーなフローラルとトンカビーンやサンダルウッドを加えた官能的なベースノートになっていました。
ジバンシィがこの香りを大変気に入ったオードリーに市販する旨を伝えると、
「それはランテルディ(禁止)よ」と答えました。
現代のランテルディは女性らしいジャスミンや、チュベローズなどのフローラルノートが印象的です。
ただ、ベースノートになるにつれ全く違う顔をもたらします。
ベチバー、パチュリが妖艶な女性へと変貌させていきます。
この香水が持つ二面性はオンの時はフェミニン、オフの時は妖艶とオンオフで切り替えでも使いやすいですね!
★ランテルディ EDP
3.1960年代
音楽ではビートルズが世界を席巻し、ヒッピーやアンダーグラウンドなどの文化が生まれ、
今まで主流だった高級文化や保守的時代に反抗した文化が流行りました。
ここでご紹介するDiorのオーソバージュなどは特に時代背景が色濃く出ている香水に感じます。
ゲラン アビルージュ 1965年
世界初のメンズオリエンタルの香水がアビルージュ。
ジャンポールゲランが趣味の乗馬からヒントを得て創作した香りです。
香りは初めこそザラッとしたレザーの質感とベルガモットが香り、
アクティブで男らしい騎手が感じられますが、この香水の主役は上質なバニラ。
ハートノートからは紳士的な男性になり、上質なバニラが優しく香ります。
自由で紳士的な男性がつけると魅力がアップします。
★アビルージュ オーデ トワレ
アビルージュについて詳しく知りたい方はこちらから↓↓↓
GUERLAIN HABIT ROUGE(ゲラン アビルージュ)自由奔放…でも紳士的で男らしい人へ
ディオール オーソバージュ 1967年
当時人気をはくしていたアラン・ドロンがモデルとして起用された香水。
今までの重く、華やかで、ゴージャスな香水とは対照的で、まるでこの1960年代をを表しているかのような香水。
いたってシンプル、そして爽やかな香水は時代を超えて愛されてきました。
シトラスアロマティックな香水はつける人を選ばない。
★ディオール オーソバージュ EDC
ゲラン シャマード 1969年
次の時代のシャマード(鼓動)を感じる香水。
こちらもアビルージュと同じジャンポールゲランによって創作されました。
オリエンタルノートで構成されているこの香りは、
ベルガモットとグリーンノートのトップから始まります。
そのフレッシュな香りからジャスミン、イランイラン、ローズのフローラルノートに少しだけ寄り道し、すぐにバニラ、サンダルウッド、アンバーグリス、ベチバーでまとめられた甘く芳醇なベースノートに溶けていきます。
情熱や愛を感じる鼓動は今でもゲランで作り続けられています。
★シャマード EDT
4.1970年代
ビートルズ解散、ベトナム戦争終結、そしてコンピューターの登場。
ヒッピー文化が最盛の時代で社会に縛られない若者が自由と平和を求めて立ち上がった時代でもありました。
アンダーグラウンドカルチャーのような少し危険な香水や、若者向けの香水がヒットした時代でもあります。
シャネル N°19 1970年
シャネルが亡くなる直前に出た香水。
1921年に登場したN°5とは全く新しい女性らしさが表現されているよう。
シプレフローラルの香りのトップはガルバナム、ベルガモット、そしてネロリ。
これまでにないフレッシュ感を感じさせる。
そしてジャスミン、ローズ、ミュゲの三大フローラルのブーケが力強い女性を感じさせる。
まさに自由を求めるこの時代のフェミニティ。
自由で力強い印象を与えたい場合は是非、こちらを。
★N°19 EDP
イブサンローラン オピウム 1977年
阿片の名前を冠したこの香水は快楽への欲求を存分に感じることができるくらい官能的でスパイシー。
トップのオレンジとベルガモットがアルデヒドとスパイスによって危険に香り、
そこから豊満な香りのハートノート、バニラ、アンバー、パチュリなどで表現した芳醇で官能的なベースノートに変わっていきます。
強烈で衝撃的なその香りは、若者が使うには少し危険。
情熱的で官能的で欲求に忠実な大人の女性がつけるべき!
★オピウム EDP
キャシャレル アナイスアナイス 1979年
キャシャレルはオートクチュールではなく既製服のブランドでした。
オートクチュールは高すぎて手が出ない若者向けに、自由にファッションを楽しめる手頃なモードブランドを目指していました。
このマインドは香水作りにも現れ、ターゲットの若い女性に合わせた
すごく爽やかで、おしとやかで、可愛らしい香水を作り上げました。
ただただ可憐なフローラルシプレはハニーサックルがトップノートで甘く香り、
ハートノートではゆり、ローズ、イランイラン、ジャスミンが花開きます。
主張しすぎずサラッとした甘さと華やかさだけを少し残し、オークモス、アンバー、サンダルウッドのベースノートへと移っていきます。
晴れた日のデートにぜひ!
★アナイスアナイス
アナイスアナイスについて詳しく知りたい方はこちらから↓↓↓
アナイスアナイス -純真無垢で可憐な印象を与えてくれる香水-
5.1980年代
マイケルジャクソン、マドンナが流行り、
ディスコやクラブなどではしゃぐ若者や社会人。
活気が溢れる時代でした。
香水も欲望を掻き立てるような香水が多く、プワゾンなど挑発的で誘惑的な香水がヒットしました。
イヴサンローラン パリ 1983年
花の都パリを体現する香水。
どこまでもフローラルな香りは華やかさとどこか都会的な表情を見せてくれます。
ベルガモットで始まる香りはすぐにローズ、ミモザ、ミュゲ、バイオレットのブーケに、華やかで自由な都会的な女性を感じることができます。
オピウムとは対照的な香水のように感じます。
華やかなフローラル、特にローズが好きな方は、試してみてください。
★パリ EDT
ディオール プワゾン 1985年
毒。
この媚薬とも言える香水はディオールの香水を復刻させるに
多大な影響を与えました。
フローラルでフルーティーでスパイシーでアニマリーなこの香りの主役はスパイスフルーティ。
濃いベリー調のフルーティがなぜか芳醇に香ります。
誘惑的で挑発的で官能的、まさに男性にとって毒のよう。
少し挑発的で小悪魔なあなたによく似合います。
★プワゾン EDT
6.香水の付け方ハウツー
香水初心者の方、付け方がわからない方向けのコンテンツも配信しております。
よかったらご参考くださいね!
香水の付け方ノウハウ↓↓↓
香水の香り方ノウハウ↓↓↓
香水にも種類とジャンルがある↓↓↓
おわりに
時代時代でヒットする商品や構想が全く違うのが面白いですね。
またこの時代から段々とモダンになってきてはいますが、
現代ではランテルディは処方がアレンジされていたり、
プワゾンのニュアンスはそのままに、派生した銘柄が出てきたりしてます。
N°5だってN°5ローという商品が出ているくらいです。
時代時代で顔を変えていく香水の世界も面白いですよね。
次回は1990年以降の名香をご紹介します!
1990年代はティーのアコードが登場したり、アクアティックな香水が登場したりとより、モダンになっていきます。
次回も乞うご期待ください!
前編はこちらから↓↓↓