日本が原産のヒバは、インテリアや雑貨、建築の材料などなど…意外にも身近に使われている木です。
そんなヒバですが、精油でもあるんです!
精油のヒバは、爽やかなヒノキに似た香りで、ハイキングやアウトドアに行ったときのようなリラックス効果も得られる精油。
今回は、ヒバ精油について紹介します!
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2.ヒバってどんな精油
学名 | Thujopsis dolabrata |
植物名(和名) | 南方型:アスナロ(翌檜)、アスヒ(明日檜) 北方型:青森ヒバ、ヒノキアスナロ(檜翌檜) |
科名 | ヒノキ科 |
種類 | 常緑針葉樹 |
主な産地 | 日本 など |
抽出部位 | 木部 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
特徴的な化学成分 | ツヨプセン、ヒノキチオール、β-ドラブリン、キュプレネン、セドロール など |
香りの特徴 | 深みと安心感があるヒノキに似た香り |
主な効能 | 抗菌、鎮静、鬱滞除去、静脈強壮、鎮咳、防蟻、殺蟻、育毛、収れん、細胞成長促進 など |
ヒバは、ヒノキ科の植物なのでヒノキの香りに似ていますが、さらにスッキリとした香りです。
好き嫌いが分かれそうな香りですが、香りが長い時間続くので、ブレンドするときのアクセントとしても合わせやすいですよ。
3.ヒバの効果
心への効果
ヒバ精油には、α波を増やしてリラックスさせてくれる効果があります。
日ごろから、緊張続きで気が休まらないときやストレスが原因で冴えてしまい眠れないときに使うと、心を落ち着けて穏やかに眠るサポートをしてくれますよ。
また、森や山に入って森林浴をしたときのようなリラックスやリフレッシュ効果も期待できるので、
「自然と触れ合うことが減ったな」というときにも手軽にお家で森の香りを楽しむことができます!
体への効果
抗菌・抗真菌が得意なため、風邪やインフルエンザなどの予防にも役立ちます。
風邪やインフルエンザが流行る冬の季節にもオススメです!
合わせて鎮静作用も期待できるので、風邪での咳を沈めたり、花粉症による喉の痛みを和らげたりしてくれますよ。
また、血行促進作用も期待できるので、冷えが続いて元気がないときや疲れやすくなっているとき、むくみが気になるときに和らげてくれます。
肌への効果
抗菌作用や保湿作用に優れているため、肌のケアとしても注目されているんです!
お肌を清潔に保ちながら、乾燥も防いでくれるので、ニキビができやすい方や乾燥肌の方などに有効です。
他にも、頭皮のかゆみが気になるときやフケが出やすいときにもオススメ!
季節的な乾燥やかゆみだけでなく、ストレスによる肌トラブルのサポートもしてくれるので、1年を通して持っておきたい精油です!
その他の効果
ヒバには、ヒノキチオールという成分が含まれており、抗菌や効カビなどお部屋を清潔に保つ手助けをしてくれます。
雑菌の繁殖を抑えて、嫌な臭いが気になるキッチン周りやトイレなどの消臭をしてくれますし、
蚊やダニなどの昆虫忌避にも効果的なので、アルコールで希釈して虫除けスプレーとしても取り入れられますよ。
他にも、普段のお掃除にも取り入れるとヒバの香りも楽しめてリラックスできるので一石二鳥です!
使うときの注意点
妊娠中や授乳中の方は、使用を避けてください。
また、スキンケアやヘアケアに利用する場合、皮膚刺激を起こすこともあります。
肌が敏感な方は、パッチテストを行うことをオススメします。
もし、使用中にかゆみや炎症などが出てしまった場合は使用を中止して、肌に触れたところを大量の水で洗い流してください。
4.おすすめの使い方
1日の終わりに、リラックスタイムとして
日中、緊張が続いて落ち着きがないときや寝つきにくいときなどにヒバの香りを楽しむことでリラックスできますよ!
鼻からゆっくり深い呼吸を心がけるとリラックス効果が高まるので、瞑想にも、役立ちそうです!
~芳香浴の楽しみ方~
材料:
・ヒバ精油…1滴
・熱いお湯
道具:
・マグカップ
作り方:
- マグカップに熱いお湯を入れて、ヒバ精油を落とす
- 立ちのぼる蒸気に顔を近づけて香りを楽しむ
注意点
カップに精油を入れると、洗っても香りが落ちないこともあるので、芳香浴用に一度使ったカップは専用にしてくださいね。
体を温めたいとき
冷えが続くと、疲れやすかったり不調になりやすかったり。
冷えやむくみが気になるときにトリートメントオイルとしてマッサージすると体が温まりますし、合わせて香りでリラックスもできますよ。
トリートメントオイルのレシピは、オススメのブレンドで紹介しているので合わせてみてくださいね!
マッサージ以外にも、バスソルトやバスハニーとして入浴に取り入れると全身を温めることができますし、肌の保湿もしてくれます。
排水口の掃除に
シンクやお風呂の排水口などの汚れを落としたいときには、重曹とクエン酸の反応でを利用して掃除をするとしつこい汚れを落としてくれます。
そこに、抗菌や抗カビ作用に優れているヒバ精油を一緒に利用すると、排水口についた嫌な臭いを消臭してくれますよ。
~排水口クリーナーのレシピ~
材料:
【重曹パウダー】
・ヒバ精油…3滴
・重曹…大さじ3杯
【クエン酸スプレー】
・クエン酸…大さじ3杯
・水…200ml
道具:
・軽量スプーン
・タッパー
・ラベル
・スプレーボトル
作り方:
- タッパーに重曹を入れて、ヒバ精油を加える
- タッパーに蓋をして精油が全体になじむまで振り混ぜる
- スプレーボトルに水とクエン酸を入れて溶けるまで振り混ぜる
保管:
1ヶ月以内に使い切ってください。
5.おすすめのブレンド4選
ヒバ精油は、長時間香りが続く精油なので、同じ仲間のウッディ系や軽めのハーブ系、スパイス系などとの相性が良いです。
ユズ精油×ヒバ精油<体を温めて疲れを癒すトリートメント>
体の冷えが続いてしまい、なんとなく元気が出ないときにオススメのブレンドです。
トリートメントをすることで、体を温めてむくみを和らげてくれますし、コリがほぐれて癒されますよ♪
使う前には、保存容器をふって手のひらに少量とってなじませてから、手や足などを押したり、さすったりしてマッサージしてください。
~トリートメントオイルのレシピ~
材料
・ユズ精油…2滴
・ヒバ精油…2滴
・ホホバオイル… 30ml
道具
・ガラス製のビーカー
・マドラー
・カラス製の遮光瓶
・ラベル
作り方
- ビーカーにホホバオイルを入れ精油を加える
- マドラーでよくかき混ぜる
- 保存容器に入れる
保管
冷蔵庫に入れ、1ヶ月以内に使い切ってください。
トリートメント(ボディ)の作り方動画を見る↓↓↓
クスノキ精油×ヒバ精油<虫除けスプレー>
アウトドアでの活動は、「いつの間にか蚊に刺されていた!」なんてこともあり厄介なもの。
クスノキ精油とヒバ精油は、蚊やダニなどが嫌う香り。
虫除けスプレーとして、活動を始める前に肌が露出しているところを中心にスプレーしたり、
あまり整備されていない野山に入るときは、足元や袖口に多めに吹きかけたりしてもいいです。
精油は揮発性なので、こまめに塗り直してくださいね!
~虫除けスプレーのレシピ~
材料:
・クスノキ精油…4滴
・ヒバ精油…8滴
・無水エタノール…5ml
・精製水…55ml
道具:
・ビーカー
・マドラー
・スプレーボトル
・ラベル
作り方:
- ビーカーに無水エタノールを入れて、精油を加えて混ぜる
- スプレーボトルに、1と精製水を入れてさらにふり混ぜる
- ラベルに日にちを書いて貼り完成!
保管:
直射日光を避けて保管し、10日以内に使い切ってくださいね。
ハッカ精油×ヒバ精油<毛穴を引き締める化粧水>
ひんやり心地がいいハッカ精油と毛穴を引き締めてくれるヒバ精油のブレンドです。
オイリー肌の方や毛穴が開きやすい方にオススメ!
お風呂あがりのケアとして毎日化粧水で引き締めてもいいですし、
コットンにたっぷりと化粧水を含ませて、肌がヒンヤリするまでパッティングしてもいいです。
~化粧水のレシピ~
材料
・ハッカ精油…2滴
・ヒバ精油…1滴
・精製水…95ml
・グリセリン…5ml
道具
・ガラス製のビーカー
・マドラー
・ガラス製保存容器
・ラベル
作り方
- ビーカーにグリセリンを入れ精油を加える
- マドラーでよくかき混ぜる
- 保存容器に2と精製水を入れ、よく振って混ぜる
保管
冷蔵庫に入れ、7~10日で使い切ってください。
化粧水の作り方動画を見る↓↓↓
スギ精油×ヒバ精油<お部屋を森の香りに!リードディフューザー>
爽やかでウッディな香り同士の精油で作るリードディフューザーです。
リビングや寝室に置いて、木々の香りに包まれながらリラックスできますし、
消臭効果も期待できるのでトイレや浴室などの臭いが気になるところに置いても良いです。
今回は、100mlの瓶で紹介していますが、お好みのガラス瓶で作ってもステキ♪
瓶を選ぶときに口が狭いものを選ぶと蒸発がゆっくりになり、長持ちします。
作るときのポイントは、無水エタノールと精油の分量の比率は10:1を目安にしてください。
精油の1滴は一般的に0.05mlなので、10mlの精油が必要なときはトータルで200滴垂らすことになります。
~リードディフューザーのレシピ~
材料:
・スギ精油…100滴
・ヒバ精油…100滴
・無水エタノール…100ml
道具:
・ガラス瓶…100ml用
・マドラー
・リードスティック(or竹串)
作り方:
- 無水エタノールをガラス瓶に入れる
- 精油を加えてマドラーで混ぜる
- リードを刺して完成!
注意点:
アルコールが含まれているので、火を使わないところに置いてください。
日向に置くと蒸発が速まってしまいます。日陰に置くようにしましょう。
リードディフューザーの作り方動画を見る↓↓↓
おわりに
今回は、リラックス効果もあるヒバ精油について紹介しました。
香りを楽しみながら、消臭効果もありお掃除にも活用できるなんて一石二鳥です〜
気になる方はぜひ試してみてくださいね!
★暮らしと香り ヒバ精油