きらびやかでラグジュアリーな女性

エルメスの人気香水11選 – いつでも素敵で上品に-

きらびやかでラグジュアリーな女性

バッグなどの服飾品を扱う高級ブランドとして、世界にその名を響かせているエルメス。

エルメスの革製品は、手入れをすれば一生使い続けることが出来ると言われるほど品質に優れていますが、
香水においても、最高原料が使われたクオリティの高い香水が数多く発表されています。

今回は、そんなエルメスの香水について、詳しくご紹介します!

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2.エルメスの成り立ち

いまや「贅沢」や「高級品」の代名詞と言っても過言ではないほど、一流ブランドとしての地位を確立しているエルメス。

ブランドにまつわる歴史とエピソードを、少しだけご紹介します。

馬具工房から始まった歴史

エルメスの歴史は1837年、ティエリー・エルメスが馬具工房を開いたことから始まりました。

馬具とは、当時の移動手段の一つであった馬車などに用いる道具のこと。

1867年に開催された博覧会で30年の業績を称える賞を与えられたことなどもあり、ティエリーの工房の名前は、広く知れ渡っていました。

そんななか、時代の流れから、人々の移動手段は徐々に馬車から自動車へとシフトしていきます。

馬具工房にとってはピンチの状況ですが、そのピンチをチャンスに変えたのが、息子であり2代目のシャルル・エミールでした。

彼は時代の流れを読みとり、馬衣、騎手が着る絹製の勝負服、ブーツなど、扱う製品の多角化を図ったのです。

その流れはシャルルの息子たちであるアドルフとエミールの代になっても継がれ、バッグのほか、財布、小さな時計などを次々と展開。

馬具製造で培ったノウハウを生かした上等な革製品は、顧客の心を掴むのに時間はかかりませんでした。

乗馬を趣味とする人のほか、調教師、ジョッキーなどあらゆる馬に乗る人たちの御用達ブティックとして人気に火がつき、
次第にその妻たちも、1900年代にはこぞってエルメスのバッグや手袋を求めるようになりました。

現在は、初代から数えて6代目のアクセルとピエールが指揮を執っているエルメス。

いまや高級店の代名詞として名を馳せているブランドの原点は、馬具工房から始まったのでした。

お得意様だけに売られた幻の香水

エルメスが香水部門を立ち上げたのは、1951年のこと。

エルメスは、当時の最高の調香師を登用し、最高の原料を使うことで、最高品質の香水づくりを目指しました。

そんなモットーのもと、まず最初に発表されたのが「オー・ド・ヴィクトリア」

ただ、これは早々に姿を消してしまいました…。

次に作られた「オー・デルメス」は、天才調香師と呼ばれたエドモン・ルドニツカが手がけました。

この香水の香りは、エルメスのバッグを開けたときのレザーの香りから着想を得たそうです。

そして第3弾目の香水は、1955年に発表された「ドブリス」

こちらは調香師ギー・ロベールが手がけた、フローラルシプレの香水でした。

これらはエルメスのお得意さまだけに売られ(売れた、のか売らなかった、のかは定かではありませんが…)、大きなヒットとはなりませんでした。

まさに、幻の香水と言える3本です。

※「オーデルメス」と「ドブリス」は2005年に復刻版が発売されています。

3.エルメスの人気香水11選

2000年以降に登場したエルメスの人気香水8選

地中海の庭

トップノート:イチジク、乳香
ハートノート:レッドシダー、ベルガモット、オレンジブロッサム
ベースノート:ホワイトフローラル、セイヨウキョウチクトウ

なぜか地中海の庭を家具と、小さい頃、家にあったハッピーイエローの茎を思い出します。

トップノートにグリーン調の茎の香りが爽やかに、そして軽やかな花の香りたちが、グリーンに混じって香り始めるのです。

ラストも軽やかで優しい花の香りが持続します。
晴れた日の午後に散歩したくなる香り。

地中海の庭

ナイルの庭

トップノート:グリーンマンゴー、ロータスフラワー
ハートノート:アロマティックラッシュ
ベースノート:イノセンス、シクラメンウッド

ナイル川に浮かぶ蓮の花。
トップノートのフレッシュシトラスから始まり、
蓮の葉の淡い青臭さと、蓮の花の柔らかい甘さが透明感があって爽やかな印象に。

やがてベースのウッディノートに溶けていき、平和な時と心地いい香りになります。

ナイルの庭

モンスーンの庭

トップノート:スイートライム、ジンジャー、グリーンノート
ハートノート:コリアンダー、ぺッパー、カルダモンシード、アクアティックノート
ベースノート:ベチバー、ロンゴザ

眩惑のインドを表現した香水。

ユニセックスだけど、スパイスが効いたアクアティックやアーシーなノートが男性寄りな印象を受けます。

ジューシーなウリ科のグリーンな香りから始まり、
グリーンに紛れたオゾンノートが雨季を思い起こさせます。

雨に濡れた大地をベチバーが演出する。

モンスーンの庭

オーデメルヴェイユ

トップノート:エレミ、ビターオレンジ、イタリアンレモン
ハートノート:インドネシアンペッパー、ピンクペッパー
ベースノート:アンバーグリス、オーク、シダー、べチバー、バルサム、ティアーオブシャム

高貴で、それでいて官能的で、挑戦的な女性を思わせます。

うっすらとしたオレンジで始まりますが、スパイシーな暖かさと甘さが際立つ癖になる香りです。

現代社会を強く生きる大人の女性につけて欲しい香り。

★オーデメルヴェイユ

イリス

トップノート:ネロリ、ローズ、コリアンダー
ハートノート:アイリス
ベースノート:バーボンバニラ、アンブレットシード

コリアンダーとローズ、ネロリのノートが凛とした強さを持つ女性も感じさせてくれます。
アイリスのノートは清潔、上品、安心を与えます。
背筋がシャキッとした出で立ちのようなこの香水は、大人な女性の香り。

★イリス

オーデパンプルムス ローズ

トップノート:グレープフルーツ、オレンジ
ハートノート:ローズ、ルボフィックス
ベースノート:ベチバー

パンプルムス =グレープフルーツ。

エルメスのグレープフルーツはフレッシュで爽やかだけど奥行きがある香りです。
期待を裏切らない、品のあるシトラスのトップノート。
ローズで女性らしさがあるコロンに代わり、ベチバーで深みと奥行きを。

くどくもなく嫌味もない、日本人にあったコロンです。

★エルメス パンプルムス ローズ

【メンズ】ボヤージュ ドゥ エルメス オーデトワレ

トップノート:レモニーノート、スパイシーノート、カルダモンノート
ハートノート:ティーノート、フローラルノート、グリーンノート
ベースノート:ムスキーノート、ホワイトウッド

フローラルとグリーンを巧みに使った森林のようなウッディノート、
そこに清潔感があってフレッシュなムスキーが加わって、
鮮烈と安らぎと相反する香りが1つになります。

そしてボヤージュドゥエルメスのもう1つの魅力は、斬新なアイデアが詰まったボトルデザイン。
旅をテーマにデザインしたオブジェクトボトルはシンプルでいて唯一のボトルになっています。

ボヤージュドゥエルメス オーデトワレ

【メンズ】テール ドゥ エルメス

トップノート:グレープフルーツ、オレンジ、火打ち石
ハートノート:ゼラニウム、ペッパー、パチュリ
ベースノート:シダーウッド、ベチバー、ベンゾイン、イソEスーパー

自然を表現した壮大な香りです。

一見、重い香りだと思うけど、全然重くないです。
不思議と爽やか。
ビターなオレンジ、爽やかなグレープフルーツ、そしてゼラニウムが同じトーンで空気を表現します。

ウッドの温かみ、パチュリ、ベチバーなどの大地の寛大さ。

余裕があって、頼れる紳士の方にぜひ、つけて欲しい香水です。

★テールドエルメス

エルメスを代表するクラシカルな香水 3選

前述した3つの香水の開発を経て、ついにエルメスの名刺代わりとも言える傑作の香水たちが誕生していきます。

それでは、順番にご紹介しましょう。

カレーシュ(1961年)

作出年:1961年

トップノート:マンダリン、レモン、アルデヒド
ハートノート:イランイラン、ブルガリアンローズ、ジャスミン、アイリス
ベースノート:オークモス、ベチバー、サンダルウッド

エルメス初のレディース香水となったカレーシュ。

今度こそ一流メゾン揃いの香水業界で抜きんでてやろうと、当時の代表ジャン=ルネと調香師のギー・ロベールは、新しい香水の開発に燃えていました。

名前の「カレーシュ」とは、小型四輪馬車のことです。

馬車に乗る1900年代の優雅な紳士淑女を思わせるロマンティックな名前ですが、香りは現代的なフローラルシプレで、このギャップも魅力の一つ。

カレーシュのキャッチコピーは

「香水を武器だと思う女性は、ほかの香りを選ぶでしょう」

あざとく香りを利用するのではなく、自然さと上品さを併せ持つ、洗練された女性にこそふさわしい香りと銘打ったこの商品は、見事大ヒット。

現在も根強い支持を得る、エルメスを代表する香りとなりました。

★商品紹介★

エキパージュ(1970年)

作出年:1970年

トップノート:クラリセージ、ローズウッド、オレンジ、ベルガモット、ローズマリー
ハートノート:カーネーション、シナモン、パインニードル、ミュゲ
ベースノート:オークモス、トンカビーン、パチュリ、ベチバー、シダーウッド

ジャン=ルネと調香師ギー・ロベールは、カレーシュに続くヒットに向けて、新たな香水の構想を練っていました。

「探求心と勇気で、障害を乗り越える騎士の心意気」

を次なる香水で表したいと考えた2人。

それはまさに、流行など歯牙にもかけず、独自の世界観を貫くエルメスのポリシーに通じる概念でもありました。

オールスパイスとシナモンの刺激に、ローズマリーとセージの清涼感が加わることで、軽やかさと存在感、強さと優しさを併せ持つ、多面的な香りが特徴です。

クラシカルながらも、大胆に。

まさに「騎士の心意気」を見事に香りで表したエキパージュは、エルメスの香水の幅を大きく広げた、画期的な男性用香水となりました。

★商品紹介★

24,フォーブル(ヴァンキャトルフォーブル)

作出年:1995年

トップノート:ベルガモット、ヒヤシンス、オレンジ、ピーチ
ハートノート:フランジパニ、オレンジフラワー、ジャスミン、アイリス
ベースノート:サンダルウッド、パチュリ、アンバー、バニラ

フォーブルサントノーレ通り24。

それはエルメスの本店の番地であり、この香水の名前です。

24フォーブルは、幾度も試行錯誤が重ねられ、誕生までに5年もかかった、とんでもない難産の末に生み出された香水です。

そこまで時間がかかった背景には、実は調香師のルセルが、エルメス側の人間との関係がぎくしゃくしていたという内輪揉めも関係しているようです…。

そんな泥沼事情とは裏腹に、香水自体は「太陽の香水」という、なんとも明るいコンセプトが掲げられました。

太陽を思わせるオレンジを含んだ、きらめくようなグリーン系の香りは、香水業界に新風を巻き起こしました。

シルクスカーフを広げたような形のボトルは、絹製品への敬意を表して作られたそうです。

発売から20年が経過した現在でも、世界中で愛されている香水です。

★商品紹介★

5.香水の纏い方・選び方

香水初心者の方、付け方がわからない方向けのコンテンツも配信しております。
よかったらご参考くださいね!

 

 

おわりに

代表作・カレーシュをはじめとしたエルメスの香水の数々、いかがでしたでしょうか。

バッグにはどんなに憧れても手が届かないかもしれないけれど(ライター自身含め)、香水であれば比較的手軽に試してみることができますね。

伝統と技術に裏打ちされた圧倒的なクオリティと世界観、ぜひ味わってみてくださいね。

 

★本記事の参考文献はこちら★

フォトグラフィー香水の歴史/ロジャ・ダブ/原書房/2010

フォトグラフィー世界の香水/マリ・ベネディクト・ゴーティ/2013

フランス香水伝説/アンヌ・ダヴィス/原書房/2018

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