こんにちは。
“暮らしと香り”の香りコーディネーターのクーくんです。
プレゼントでいただいた香水。
もらったけど、使わない、使いきれない…。
また、購入してみたけど…やっぱりいつもの香水を…。
そんな経験はございませんか?
残念ながら予選落ちしてしまった香水はとっておいても使わないことが多いです。
でも、捨てるのも勿体無い!
と、いうことで、とりあえず置いてある…そんなあなたにオススメの方法。
香水リードディフューザー化
を伝授します。
自分で作るので量を調整すれば
玄関にも
トイレにも
寝室にも!
使い道がなかった香水があなたの部屋を彩るオシャレアイテムに早変わりします!
材料があれば不器用なあなたでも誰でも簡単にでき、
かつ、一度作ってレシピが決まってしまえば5分足らずで作れますので
是非チャレンジしてみてくださいね!
1.香水のディフューザー化の材料
必要な材料は
- 予選落ちから主役に生まれ変わる香水
- 無水エタノール(適量)
- ガラス瓶
- リード(葦)かラタン(籐)のスティック
これだけです!
リードやラタンはネットで購入できます。
ガラス瓶も普通に売ってますし、※1今回のリードディフューザー作りとしての使用用途の無水エタノールはサンドラックなどの薬局で購入できます。
※1肌に直接つけるタイプの手作り化粧品などを作る時はそれに対応した物をお使いください。
※注意
本記事を配信した2020/02/28ではコロナウイルスの関係で無水エタノールがありえない価格で転売されています。
通常500mlで1000円ちょっとで購入できるものなので悪徳な商法に騙されないようにご注意ください。
Point!!スティックはリードかラタンを!
リードとラタンは放出発散性が良い素材で、
吸い上げた香料ふわりと自然に蒸散させるのでディフューザーに適しています。
竹や他の木の素材とかも販売されておりますが、オイルが詰まりやすくディフューザーにはあまり向きません。
2.リードディフューザーを作り始める前に
リードディフューザーを作る前にこれだけは知って欲しいところが2点あります。
香水の種類と香りの強弱です。
2-1.香水の種類を知ろう
今から使用する香水の種類は何かを知っておくことは濃度を調整する際に非常に重要なポイントになります。
ここだけは飛ばさないで読んでくださいね!
香水の種類は液体の中の香料の賦香率によって決まります。
- オーデコロン
賦香率約3~5パーセントの香水で表記はEau de Cologneと書かれいます。 - オーデトワレ
賦香率約5~10パーセントの香水で表記はEau de Toiletteと書かれいます。 - オーデパルファム
賦香率約10~15パーセントの香水で表記はEau de Parfumと書かれいます。 - パルファム
賦香率約15~25パーセントの香水で表記はParfumと書かれいます。
もちろん賦香率が高い香水の方が持続力があり、香りが深いです。
なぜこれが重要かというと、もちろんそれぞれの好みがあってのことなので、
一概には言えませんが、種類によって無水エタノールの量が大分変わってきます。
オーデコロンならそのままディフューザーとして使えるものもありますし、
オーデパルファムあたりになると結構香り方が強くなってくるので調整が必要でしょう。
実際は好みなので官能テスト、つまり自分の鼻で確認してから無水エタノールを混ぜて行けば大丈夫です。
2-2.香りの強弱をを考えよう
香水をリードディフューザーにする際に気をつけたいポイントは香りの強弱です。強弱は具体的に言うと拡散性と香りの強さです。
リードディフューザーの香りの拡散性はリードの本数で決まります。
香りの強さは香水の種類にもよりますが、この辺りは慎重に試すのがいいと思います。
なのでまずは無水エタノールで薄めず、一本づつさしてみることが重要です。
そこで香りだちを確認してみてください。
香りが強ければエタノールで薄めてマイルドにしていきます。
次にリードの本数を調整して拡散性を確認していけばうまくいきます。
香水の中の香料にもよりますが、オーデパルファムならまず無水エタノールを使って調整していくのがいいと思います。
オーデトワレも香りが濃かったり香りだちが強いものは無水エタノールで調整するのが無難でしょう。
※おそらく殆どの人はパルファムで作ることが少ないと思うので、パルファムの説明は割愛します。
というかパルファムは少量で高価なのであまりおすすめしません。
結構微調整必要だしww
3.リードディフューザーの作り方
大まかな手順は
- 香水をガラス瓶に入れる
- 一旦そのままリードをさしてみる
- 無水エタノールで必要がある場合は薄める
- リードを刺して拡散性を調整
です。
それでは早速作って行きましょう。
3-1.香水をガラス瓶に入れる
香水のボトルキャップをとります。
アトマイザーなどに移し替え用のアッタチメントキャップを使えば移し替えやすいです。
なければ漏斗などを使用してスプレーしてもいいです。
こんな感じのアッタチメント↓
3-2.一旦そのままリードをさしてみる
薄める前に香りだちを一旦確認してみます。
吸い上げるまでちょっとかかるかも…。
3-3.無水エタノールで必要がある場合は薄める
このままだと香りがちょっときついので薄めます。
また香りの強さを確認。
今回はまだちょっと強いので、薄めていきます。
自分のお好みの強さで楽しんでくださいね!
3-4.リードを刺して拡散性を調整
最後にリードディフューザーを必要本数さして終了です。
こちらも調整が必要ですが、少ない本数からさして
「もう少し香らせたい」
と思ったら1本ずつ増やしていくと調整しやすいです。
今回はさほど広く無い空間におきますのでリードはさしても4本くらいにしといて…。
と、いう事で…
あっ!という間に
リードディフューザーが完成です!
(実際5分もかかりませんでした!)
ジャーン!!
4.装飾したい方へ
このままでは味気無いなぁと思う方は、是非装飾もチャレンジしてみてください!
おしゃれにする方法もいくつかご案内しますね!
4-1.香水瓶をそのまま使用
これはキャップの部分を壊す?外す?
ww壊して外す必要がありますが、香水瓶には可愛いデザインが多いのでそのまま使うというのもおすすめです。
手順はとても簡単です。
ボトルキャップと中のポンプ部分の一式を全て外すと穴が空きます。
そこへリードをさすだけ!
デメリットとしては30mlとか50mlの容器だとすぐに無くなってしまうことぐらいです。
(あと、強いて言えばエタノールで薄める時の力加減が繊細ww口がちっさいからww)
出来上がりはこんな感じ。
今回はラコステのL12.12 ブランを使用しました。
それではボトルキャップの取り方を詳しく説明していきますね。
4-1-1.ボトルキャップのプッシュする部分を外す
これは前述した通り↓図の工程です。
4-1-2.キャップをとって露出した出っ張り部分を真上に引っ張る
途中、この出っ張り部分、コイルなどが取れていきます。
こんなの↓
ここまで取れるとあとは親玉です。
吸い上げるポンプの部分がキャップの所にガチッとくっついているので、
若干力づくで外していきます。
ふう。
ようやく最後の部分が取れた。
4-1-3.リードをさして完成!
先ほどの部品をとるとリードが入る余裕ができるので。
無水エタノールで薄めた後にリードを適量さして完成です。
(…さっき作ったばかりなのに…どこにおこ…。)
4-2.もともとおしゃれな瓶を使用
瓶自体もおしゃれな瓶が販売されているのでこだわりたい人はとことん選んでください!
可愛い化粧品の空き瓶などを使ってもいいでしょう!
4-3.軽くデコレーション
今回はこのひもを使って装飾してみます!
グルグルーッと巻きつければ…
はい!こんな感じです!
あった紐を使ってしまったのでちょっと手抜き感…。
…さておき、これは一例なので、例えばレースとリボンでガーリーにするのもいいですし、麻紐でヴィンテージ風にするも良しです。
造花とかを貼り付けてもボタニカルにしてもいいですよね!
またリードの方を工夫して蒸散性を保ちつつの案としては、
デコレしてあるディフューザー用の棒とリードのハイブリッドにしてもいいと思います。
その辺はお好みでお楽しみください!
おわりに
材料だけあれば、簡単にできてしまう香水のディフューザー化。
トイレや玄関などちょっとした場所には大変作りやすいし使いやすいです。
綺麗にラッピングすれば手作りのギフトにも使えます!
使いきれない香水を、是非、あなたの生活を彩るアイテムにしてみてください!
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